現在書いている論文は、矢野龍渓、与謝野晶子、福地桜痴、木下尚江、武者小路実篤、黒島伝治、小川未明といったラインナップを想定しています。
夏目漱石「趣味の遺伝」もちらっと考えたのですが、読み返してみて反戦文学とは言えないとの結論に達し、はずすことにしました。少しは詰め込み感が減りそうです。
村井弦斎も今回はお休みで。明確に反戦文学といえるのは第一作「加利保留尼亜」の冒頭と、最後の作品「小松島」の結末だけなので。評論での反戦論はいっぱいありますが、それを入れるとなると、なんで植木枝盛や内村鑑三や幸徳秋水は入れないんだとの問題が発生しそうなので。