せっかくの連休でもあるし。現在は壁にぶちあたっていますが。
第一の壁は与謝野晶子。反戦小説ではなく反戦文学全般を題材にするなら欠くことのできない対象ですが、どうにも困っています。評価していいものかどうか。
第二の壁はプロレタリア文学系の反戦文学論。前にも紹介しましたが、われらプロレタリアの解放のための戦争は大いに讃えられるべき、とかそんなんばっかで、つまり反戦文学論でも何でもないわけです。ばっさり切り捨てるべきのは確定なのですが、どう切捨てたものか。
第三の壁は小川未明。広義には彼もプロレタリア系なのですが、少なくとも「野ばら」一編は、上記のような正戦思想にあてはまらない、すべての戦争への批判を含んでいると思うのです。それを本題である「どのように戦争を止めるか」論に結び付けるか。
愚痴を書いているうちに、問題点だけは明らかになったようです。少しは進むといいのですが……。