「左翼」「右翼」の起源はマルクスより古く、フランス革命時に由来するそうです。
正直なところ、これらの概念はもう耐用年数を過ぎた、と思います。
保守派と改革派がはっきり分かれたフランス革命期なら知らず、二十一世紀の今日、「なんでも保守」「なんでも改革」という人はいないと思うのです(私だって、日本国憲法に対しては保守派です)。政治にはフロンティア(境界線)が必要だというムフの意見には同意しますが、それは左か右かではなく、別の対立軸に沿って引かれるべきだと思うのです。ムフの「左派ポピュリズム」立ち上げ論にまでは同意できません。