「佳人之奇遇」文中にあった、「平和策」という語に考えさせられました。
私は護憲派ですが、憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」なんてのは、策がなさすぎると思うのです。地球上には平和を愛さない、公正も信義もない、信頼してはいけないタイプの人間もいる。だから戦争が起きるのだし、それに対する「策」が必要になるのです。
では、現代の「平和策」とは何か。上記のような戦争を煽るタイプの人間を見分け、対応する心がまえです。
私は「戦争を煽る人間は死んでもいい」などと思っているわけでは決してありませんが(それでは星新一の「白い服の男」です)、そういうタイプの人を見分け、それなりに応対するテクニックを持つことは、平和のために必要だと考えています。「あいつは普段はいい人だけど酒乱だな」とわかっていれば酒を勧めないように、「あいつは公正も信義もない人間だな」とわかっていれば信頼はしない。そういう心がけを共有することが「平和策」の一つと考えます。
今のは短期即効型の平和策で、もう一つ長期型の平和策を考えてもいるのですが、長くなるのでまたの機会に。