2020-11-19 堀井一摩『国民国家と不気味なもの―日露戦後文学の〈うち)なる他者』 (予定) 『日本文学』十一月号の書評を読み、気になった本です。 私は国民国家批判論にもフロイトにもあまり強くありませんが、芥川「将軍」をはじめとする、扱われている作品群に興味を感じました。 日露戦争がらみで「不気味なもの」といえば、内田百けん(もんがまえに月)の「旅順入場式」「遊就館」あたりを連想したのですが、時代がずれるせいか扱っていないようです。