核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『第三帝国』という雑誌があった

 前からちらちらと誌名を目にしていたのですが、どういう雑誌かは知りませんでした。もちろん現物も見ていないので、ウィキペディア「石田友治」の項より。「第三帝国」という項はありませんでした。

 

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 この年、石田より10歳余り年長で『万朝報』記者であった茅原華山に新雑誌創刊の話をもちかけ、これに応じた華山とともに1913年10月10日、『第三帝国』を創刊した。「第三帝国」とは、イプセンの史劇に由来し、「霊肉一致」をもたらす新文明を表していた[注釈 1]。当初この雑誌は、「小日本主義[注釈 2] を唱えて植民地放棄を訴え、また、普通選挙請願運動の呼びかけ[注釈 3] など当時においてはもっとも尖鋭な「民本主義[注釈 4]的な立場を展開した。

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 1913年なので、ドイツ第三帝国とはまったく無関係でした。植民地放棄に普通選挙と、先進的な雑誌のようです。

 こうなると創刊号だけでも読みたくなります。平和主義関係もあるかどうか。

 第一帝国と第二帝国は何なんでしょうか。と思ったら、注に書いてありました。

 

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 ^ 明治維新以前の"覇者"による「第一帝国」、維新後の藩閥・官僚による「第二帝国」を超克し、立憲政体による君民同治の「第三帝国」を築くべきである、という願いが込められていた。

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