核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

小野梓もノーマークだった

 柄谷行人の『憲法の無意識』を読んでいたら、明治の平和主義者として、小野梓(おのあずさ)というなじみのない名前が出てきました。

 前に一度ぐらいは『明治文学全集』でお目にかかっているはずですが、うかつにも深入りせずにいました。矢野龍渓らと同じ立憲改進党員です。

 もし政治小説でも書いていたら、文学研究の対象として扱えそうです。一八八六年に三三歳で病没しているので、日清戦争(一八九四)以降の戦争は見ていないわけですが。