夢とうつつの合間で、未完の海洋冒険小説、矢野龍渓『浮城物語』(1890(明治23)年)の続編を妄想しました。
現代口語体で。ジャカルタで内戦終結の祝勝会。「カバン子」こと語り手の上井が、作楽大統領の高級副官に昇任するところからスタートして。
「カバンには重すぎないかのう。底が破れにゃよいが」
と、武闘派の立花総理にでかい陰口をたたかれつつも、浮城艦隊はジャワ島を出航します。他の士官のような一芸はないものの、持ち前の要領と強運で頭角を現す上井。
インド洋ではまた英蘭艦隊との遭遇戦もあり、士官クラスにも犠牲者が出ます。
そして最終目的地マダガスカルで待つものは。
・・・・・・気が向いたら、少しずつ文章化するかも知れません。