いつ刊行するとも知れぬ単著『戦争の止め方』の、もくじ修正版を。
はじめに 近代日本文学者たちによる、さまざまな「戦争の止め方」
第一章 国際平和会議で侵略国を制裁する 矢野龍渓『経国美談』ほか
第三章 戦争を煽る者たちを暴露する 木下尚江『火の柱』ほか
第四章 平和的な性格になる薬を飲ませる 星一『三十年後』
第五章 安全保障のジレンマを緩和する 武者小路実篤『ある青年の夢』
第七章 平和を祈る 宮沢賢治「烏の北斗七星」
第九章 戦いの場を盤上に移す 小川未明「野ばら」
第十章 戦争当事国の元首と話し合う 坂井米夫「裕仁さん」
第十一章 参考 戦争の煽り方 戦前・戦時下の小林秀雄を例に
おわりに
矢野龍渓だの福地桜痴だのといった名前は、現代読者の大半にはど~でもいいと思うので、章題の後半に回すことにしました。ぱっと見て「戦争の止め方」の一覧表になるような形で。見込みのありそうな章題もあれば全然ダメそうなのもありますが。
2022・6・23追記 もくじを一部訂正しました