AZITOよりももっと昔、40年は前。
『信長の野望』というマイコンゲームがありました。今でもありますが、その無印第一作です。漢字ではなくカタカナ表記、中部近畿地方17か国のみで。
1560ネン ハル
アサクラ ハタケヤマ
ミヨシ モモジ サイトウ アネコウジ タケダ
ツツイ キタバタケ オダ トクガワ イマガワ ホウジョウ
本物はもっと細かいデータが書き込まれているのですが、だいたいこんな感じでした。プレイヤーが選べるのはオダかタケダのみ。地図をすべて塗りかえたら勝ち。
今では「浅井=アザイ」「姉小路=アネガコウジ」という表記が一般的なようです。
これがBASIC(一番初心者向けのコンピューター言語)で組まれてまして。
プログラムをちょいといじれば、IQ=200の天才信長や、ブソウド=8000の戦国自衛隊を作れたわけです。17か国すべてからの大名選択もやればできたのですが、戦争モード時にバグが発生した気が。
やがてBASICからマシン語(16進法だけで書かれたコンピューター言語)に市販ゲームの主流が移り、改造など思いもよらなくなったわけです。
マシン語とかハンドアセンブル(一覧表で転換して16進法を打ち込んでくやつ)なんて、今の人には通じないだろなあ。いかにもマイコンをいじってる気分になれたものです。C+とかはさっぱりですが。