核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

ジュディス・バトラー『非暴力の力』(青土社 二〇二二)再読

 最初から最後まで頁をめくりはしたのですが、腑に落ちるというわけにはいきませんでした。「これぞ非暴力の力!」というものは見えてきませんでした。

 特に第四章「フロイトにおける政治哲学」は、かなり大幅に末期フロイトに依拠して論を進めていて、フロイト不信がぬぐえない私には賛同しがたいものでした。

 一応、せっかく発売と同時に買った本ではあるし、もう何度か熟読してはみます。