核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

故・大江健三郎語録 その2

 日本人民共和国を熱望する大江健三郎 - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com)

 

 大江健三郎『世界の若者たち』「日本の若者たち(3)北小路敏」(1961) - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com)

 

 大江健三郎 「北京の青年たち」(『厳粛な綱渡り』 文藝春秋新社 1965) - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com)

 

 大江健三郎 「革命女性」 『最後の小説』 講談社文芸文庫 1994 収録 - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com)

 

 大江健三郎 「最初の詩」 (『厳粛な綱渡り』 1965) - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com)

 

 初期の当ブログを読み返すと、昭和軽薄体とでもいうべき自分の文体が少々恥ずかしいのですが、そのままにしておきます。大江の文章を読んで、人ごとながら感じる羞恥に比べれば微々たるものです。

 原子力共産主義に過剰な期待を抱いていたことも、1960年代という時代の人間にはよくあることだったかもしれません。しかし、なぜその前非を悔い、

 「私(大江健三郎)はかつて核開発や毛沢東北朝鮮や飛行機ハイジャックや自爆テロを礼賛していましたが、それらはすべて間違っていました。お詫びします」

 とでも言えなかったのでしょうか。大江健三郎はそう書くべきでしたが、しないまま亡くなりました。最後まで反省しなかったと思われても、しかたがありません。