2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
故・山本弘の多岐にわたる仕事は、前回の小論で語り尽くせてはいないのはもちろんです。 連作短編『詩羽のいる街』は、お金を一切持たない詩羽(しいは。水曜日のカンパネラの詩羽(うたは)さんとは無関係)という女性が、人々のかかえている問題を解決する…
「作者がでしゃばるようになると、マンガは末期症状だ!」 故・山本弘(もはや歴史上の人物につき、敬意をこめて敬称略とします)のTRPG入門まんが、確か「放課後のサイコロキネシス」中のまんが家の独白です。 よくある楽屋落ちではあるのですが、『ラ…
多方面にわたる山本弘氏の仕事の中でも、かなり初期の忘れがたいゲームブックを一本。 「野生の少女や恐竜、黄金のジェット機が登場する秘境冒険物」と、ウィキペディアの記事にありました。後のトンデモ本シリーズの造詣にも通じるような、恐竜が実在する地…
SFのみならず、TRPGやゲームブック界への貢献、と学会初代会長と、各方面で活躍なさったお方でした。 旧ウォーロック誌の記事では、文章だけでなく、『放課後のサイコロキネシス』という、入門まんがも記憶に残っています。 山本氏の数々の著述には、あれこ…
小川未明「野ばら」中の、「敵、味方というような考えをもった人だと困ります」の一節について、考え抜き、敵味方ではない関係のあり方を提示すること。 それが文学研究者にできる、最大限の戦争の止め方であると考えております。 飛んでくるミサイルをはね…
どうも、書くべき論文の方向性がつかめなくて。
特集は「関東大震災100年と文学」。 じっくり読みます。