核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「小さな王国」論、不採用でした。

残念です。明日からはまた文学と反戦のブログに戻ります。

シナリオ作成表(後編)

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳:安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ&トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ&トロールズ完全版」 種族表と黒幕表の後半だけはT&T専用になってしまいましたが、後はま…

シナリオ作成表(中編)

社会思想社刊『RPGキャラクターブック』『混沌の渦』及び、サイト「ダイスに聞け!」様を参考にしたことをお断りします。特に今回は、「ダイスに聞け!」98シナリオ作成チャートの、未完の試みを勝手に補完させていただきました。深く感謝を。今回は依…

シナリオ作成表(前編)

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳:安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ&トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ&トロールズ完全版」 サイコロ表の集大成であるシナリオ作成表を、前編・中編・後編の3回に…

大通り作成チャート

芥川龍之介『侏儒の言葉』も偶然について多くを語っています。その一つ「賭博」を。 ※ 偶然即ち神と闘うものは常に神秘的威厳に満ちている。賭博者も亦この例に洩れない。 ※ TRPGも偶然との闘い。神秘的威厳に満ちているかは別として。今回は街の大通り…

T&T専用種族表

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳:安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ&トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ&トロールズ完全版」 偶然というやつは、ある程度までは多元的決定なのではと、私は思ってい…

実は○○なんです表

一九三五(昭和一〇)年、作家横光利一は「純粋小説論」を発表し、今後の純粋小説には偶然性と感傷性が必要であると論じました。感傷性はともかく偶然性には私も関心がありますが、どうも横光のいう偶然性は私のとは逆のようです。小説の中で、東京で別れた…

通行人態度決定ツール

ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』の中に、サイコロをふって出た文字列で物語を作ろうとするあほうたちの町の物語がありまして。ボルヘスの『バベルの図書館』なんてのも、順列組み合わせで本が作れるとするような思想の愚かさを描いていると読めなく…

都市通行人職業作成チャート

私のような素人にとって、サイコロとは羞恥心除去装置でして。 私小説ならずファンタジーも、ゼロからの創作はけっこう気恥ずかしいものですが、サイコロはほどよい大義名分を与えてくれるわけです。 そんなわけでまた、ゼロからありありと想像を拡げられる…

性別・年齢決定ツール

吉凶いずれの知らせもないというのは手持無沙汰なもので。もう少しサイコロ表を続けます。 前にも作りましたが、今回は下一桁のばらつきをなくしたやつを。 ※ 性別 サイコロ1個をふり、1~3なら男性 4~6なら女性 年齢 (サイコロ1個ー1)×10で10…

可能世界の固有名・英字編

三日ほど前に作ったカタカナ編では、拗音(ようおん。キャとかキュとか)がごっそり欠けていたことに気づきまして。直すより作り直したほうが早そうなので、英字編いってみます。 ※ 1 サイコロ1個をふり、+2して文字数を決める。 2 サイコロ1個を2回…

不可思議のカルテ

アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』エンディングテーマ。 イントロを聞いた瞬間、「これだ」と思いました。こういう音楽を求めていました。 前向きにメランコリイな曲調が、私に勇気を与えてくれます。 脳内BGMはこれで決定。仕事がは…

市町村作成ツール

またサイコロ遊びかと言われそうなので、今回でいったん打ち止めとします。 もっとファンタスティックで非現実的な街が欲しい方には、いずれ続編を用意します。 ※ ふと立ち寄った町や村を作成するツール。すべてROC(出目が気に入らなければ変更可)で。 …

可能世界の固有名作成ツール

異世界の人名・地名等を作成するツール。 外国語辞典をぱっと開いて指さす、という手軽な方法もあるわけですが、異国風・異世界風の名前にこだわりたい方のために。PCで似たようなことをやるツールはすでにありますが、こちらはサイコロ1個でできるのが売…

『RPGシティブック』(予告)

昨日紹介した『RPGキャラクターブック』の姉妹編。出た当時(1990年代)から気になっていたのですが、いまだに入手しそびれています。なんでも今年末には『シティブック2』が別の出版社から出るそうなので、そちらに期待しています。 こちらはサイコ…

P・ジャッケイ『RPG キャラクターブック―ファンタジー世界のヒーロー編』

安田均・松谷世津子訳。社会思想社 現代教養文庫 一九九三。 一言で言うと、勇者の履歴書を作成できるツールです。 指示に従ってサイコロをふり、出た目の欄をメモしていくと、架空世界の人物が成年に達するまでの経歴・技能・性格・家族構成といったものが…

『カントの「悪」論』『悪の研究』(いずれも予告)

『正義論』や『善の研究』があるならその逆も、と思って検索したら出てきました。 悪とは善の欠如にすぎないという説もありますが、私はむしろ善とは悪の欠如という見方のほうがしっくりくるようで。『カントの「悪」論』と『悪の研究』は読んでみようと思い…

『正義論』は未読だけれど

時代が必要としているのはむしろ『悪論』ではないでしょうか。毛糸洗いじゃないほうの。

ハーバーマスもロールズもバトラーも

近場の図書館にはありませんでした。 前二者は『現代思想の冒険者』シリーズに収録されているので、まずはいしいひさいちのおまけ4コマまんがあたりから入っていこうと思います。

不調。

PCも私もでして。ふとんにくるまって寝ます。

「公」を変える、「公」を動かす。

「公」を絶対視するのではなく、「公」も元は「私」の集合体であったことを見直せば、「公」を変え「公」を動かす方向性が見えてくるのではと思ったり。まとまらないので雑記にとどめておきます。

『日本文学』二〇一九年一月号 特集 文学における〈公〉と〈私)

特集予告を見た時から期待していたのですが、その期待にたがわぬ内容でした。こういうのを書いてみたかった、と思わせる論文もありました。 それに加えて私を興がらせたのは、特に書名に「公」とか「私」を掲げているわけでもない、ジュディス・バトラーの引…

仲正昌樹『ヘーゲルを越えるヘーゲル』講談社現代新書 二〇一八

越えようがしょせんヘーゲルはヘーゲル。そんな印象しか持てませんでした。 コジェーヴだラカンだハーバーマスだと仰々しく名前を並べても、 ※ 現実の闘争や消耗戦をも肯定し、自らの理論体系に積極的に組み込むところにヘーゲルの歴史哲学の特徴がある。ナ…

白扇子と黒屏風

白扇子と黒屏風。彼らは皇帝の左右に従う執行者。 白扇子は空を舞う三面の扇子。黒屏風は伸び縮みしつつ宙に浮ぶ。 少しでも皇帝の関心を惹いた者の、首をはねるのが彼らの使命。血も流さずに鮮やかに。 寵臣から料理人まで、彫像や壁画さえも。白扇子と黒屏…

冒険者の帰省

またTRPGのシナリオ作りに時間を費やしてしまいました。 「ふるさとの村」という題で、冒険者の旅立ちや帰省をテーマに。幼馴染との再会もあったりして。

坂井孝一『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』中公新車 二〇一八

『応仁の乱』がヒットしたおかげか、これまで注目を集めなかった時代に光が当たるのはありがたいものです。 時は鎌倉時代、一二二一年。二年前の源実朝暗殺による朝廷・幕府関係の悪化を受けて、後鳥羽上皇が北条義時打倒(本書によれば、倒幕が目的ではない…

本日はお休みします

終わったと思った仕事が終わっていなかったもので。すみません。

非暴力型抑止力の展望

非暴力型抑止力が実現するとしたら、それはいかなる形をとるか。展望とも妄想ともつかないよた話を。 私の見込みでは、どうもハードウェアよりソフトウェアのほうに期待が持てそうです、ガンダムのミノフスキー粒子のような、長距離ミサイルを無力化する発明…

モデルではあっても風刺ではなく

結局、芥川「将軍」は乃木希典への風刺なのか。おとといの問題提起を受けて、現時点での考えを述べてみます。 乃木をモデルにしており、乃木についての予備知識(白襷隊とか殉死とか)を必要とする小説ではあるが、乃木個人への風刺ではない、というのが結論…

戸締りと軍備の違い

戦後の一時期、「戸締まり論」が流行ったそうで。他人の「公正と信義に信頼して」自宅に鍵をかけない人はいない(私も厳重に戸締りしてます)、それと同じように日本も再軍備するのが当然だと。現在でもそのように考えている人はいるかも知れません。 私はつ…