2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
横浜国立大学教育人間科学部紀要 (0xF9C2) 人文科学 4, 27-49, 2002-02。 CiNiiで読めるのですが英文でした。
「透明人間」や「タイムマシン」で知られる(先駆者ではないようですが)ウェルズ。感染症を扱ったショートショートを、デジタルコレクションで発見しました。 細菌学者が訪問客に、「コレラのバチルス」が入った容器を見せます。訪問客は実は無政府主義者で…
感染症と文学についてあれこれ考えていたら、バチルスという言葉に思い当たりました。ウイルスと似た語感ですが別物で細菌の一種、転じて、 「社会党だの、無政府党だのと云ふバチルス」 なんて具合に使われます(木下尚江『火の柱』より。悪役側のセリフ)…
考えさせられた一日でした。
引用は禁止とのことなのでくわしくは書けませんが、明日が楽しみです。
所属している文学会の大会開催が、近づいてきました。 もちろんリモートで。夏休みが近づいた小学生のようにわくわくしています。
ペーター トラヴニー(編)、中田 光雄(編)、齋藤 元紀(編)。 『未来への大分岐』にも話題が出てきた、ハイデガーの黒ノートに記されたという反ユダヤ主義をめぐる本。 今すぐ買って読むほど興味があるわけではありませんが、気にはとめておきます。
日本国憲法九条は、日本が戦争を「しない」国であることを明記しており、ゆえに私は九条改憲には反対なのですが。 問題は、日本国憲法には他国を縛る効力はないということです。他国に戦争を「させない」努力を、護憲派勢力はどうも怠ってきたようです。 そ…
「希臘(ぎりしや)と言はず、羅馬(らうま)と言はず、古今東西、奴隷を認め労働を卑しむ所の文明なるものは、滅亡すべきが当然の運命でありませう」
拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 = The journal of humanities and sciences (45), 142-158, 2021-03-25 久しぶりに、文学研究への意欲をそそられる論文にめぐりあいました。 木下尚江は日露戦争期に反戦小説『火の柱』、『良人の自白』を発表したキ…
架空の貴金属ミスリルが、D&Dではミスラルに変更されている件は前に書きましたが。 『指輪物語』で、そのミスリル鉱山をドワーフから奪ったという設定の魔物「バルログ」も、D&Dでは「バロール」になっているようです。ちなみにT&Tではバルルクでした。あの…
研究意欲は高まらないのに、TRPGやりたい欲求は高まる一方です。 D&D関係書籍はどれも高いので、当分はネットで情報を集めて満足しようと思います。
青紫色のあじさいが好きです。赤紫色のももちろん好きです。それぞれに味わいがあります。 またウィキペディアの受け売りですが、「アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われている(…
1970~80年代。山下達郎、大貫妙子、角松敏生。 今月は東京FMがそのへんの特集を組んでまして、ラジオばっかり聞いています。 ああ、自分の好きな音楽はこういうのだったんだ、と思い出させてくれます、
「ダンジョンマスターズガイド」に、既製品があるようです。 野外遭遇表もあるみたいだし。もう少し安ければなあ。
Prestidigitation。はじめてこの単語を目にしました。 D&Dの呪文の一つで、奇術という意味だそうです。 英語力のなさを痛感しました。この機会に少し復習してみるか。
軽い無気力状態です。
D&Dは細部まで作り込まれたシステムなのですが、単位がフィート・ポンド法で記述されているのは、直感的にわかりにくいところがあります。 フィート(約30cm)やポンド(約450kg)は慣れの問題ですが、一日の水必要量が1ガロン(約3.78リット…
『一休さん』の、将軍さまから桔梗屋さんへですね。いいコンビでした。
楽しみにしていた「第四〇会研究発表大会・発表要旨」が掲載されている号です。 大会はZOOMとのことで、参考にしようかと思います。
んで、ハイエナ(灰えな?)の英名をジャッカルだと思っていたのですが、違う種でした。動物ずかんみたいなブログだな。
ハイエナとは、灰色をした「エナ」族という日本語だと思ってました。 英: Hyenasなんですね。
『未来への大分岐』、一五二~一五三頁。 ※ 相対主義者は普遍性を拒絶し、他者から自分たちを分離する新たな境界線を築きます、 そうすると、相対主義者は、違う場所の違う文化的条件のもとで生きている人のことを、自分とは全然異なった他者としてみなすよ…
ウィキペディアより。受け売りばっかですみません。 ※ ダニング=クルーガー効果(ダニング=クルーガーこうか、英: Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人は自分の能力を過大評価する、という認知バイアスについての仮説である。 ※ 「実るほどこうべを…
『未来への大分岐』の裏表紙には、「既存の哲学の諸問題を乗り越える「新実在論」を提唱」などとあります。本当だとしたらすごいことですが。 ムフへの批判を読む限り、ガブリエルに既存の哲学すべてを読解し乗り越える能力があるとは、とうてい思えません。…
「ムフが批判しているハーバーマスに、あなたは近い」という斎藤幸平氏の意見に、マルクス・ガブリエルはこう答えます。 ※ ムフの主張は、社会全体を暴力的なものにしたいと言っているのと同義です。 暴力と敵意を欲しているのなら、トランプに投票すべきだ…
『未来への大分岐』、マルクス・ガブリエルの発言。 ※ 今でも、シャンタル・ムフのような左派は、シュミットの思想が使えると考えています。シュミットは、国家社会主義の法的基礎であり、法学者ですよ。どうやって、左派の味方になりえるんですか。 (一六…
『未来への大分岐』の八五頁で、マイケル・ハートが、「ここでマルクスが地球に言及しているのが、私は好きです」と発言しています。「ここ」とは『資本論』の一節。 で、三四五頁の注では、この「Erdeというドイツ語の単語には、「土地 land」という意味だ…
ダンジョン(地下迷宮)を、設計者の側から描いた文学作品。 解説によると原著は一九二三/二四年とのこと。かれこれ百年前です。 もぐらと思しき自意識過剰な主人公が、見えざる獣の影におびえ、巣穴をたんねんに広げていくさまが、実に56ページに渡って…
といっても断酒後なので、麦茶をエールのつもりで(原料は同じだし)飲んで気分を出しながら、D&Dの今後の構想を練っています。