2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
新無神論botというツイッターで、以下のようなドーキンスの発言が引用されていました。 ※ ナショナリズム、マルクス主義、イデオロギーは、宗教と同様に暴力を「正当化」することができてしまう。我々はイデオロギーや宗教を減らし、より多くの批判的推論を…
弦斎ひとすじ、というわけでもありませんが、17年もつきあっていて掲載論文が一本もないというのは寂しいものです。今度の「写真術」論は載ってほしいものです。 あれは確か二〇〇四(平成一六)年だったと思います。「感覚表象とメディア」というお題で大…
規定枚数をオーバーしてしまいました。審査以前にはねられるかも知れません。
明日には投稿できそうです。
プラモデルが完成したと思ったら、でかいパーツが余ってたような、腑に落ちない感情を味わっています。せっかく『明るい部屋』読んだのに。 まあいいか。バルトはいずれ本格的に取り組むことになるだろうし。
村井弦斎「写真術」をめぐる論考ですが、御真影関係を復活させることにより、論に広がりもできてきました。あと数日で完成しそうです。
あれ、心理学か何かで専門用語がないものでしょうか。 すでに命名されていれば、「写真の〇〇現象」という副題が論文につけられるのですが……。
明治天皇のいわゆる「御真影」が完成したのと同じ時期に、アメリカではイーストマンが「ボタンを押すだけ」のコダックカメラを販売していました。 ひそかにお雇い外国人に描かせた肖像画を写真に撮る、などという手間をかけずとも、近侍の誰かがコダックでぱ…
風呂場の鏡で見る分にはそうでもないと思っていたのですが、ZOOMで自分の動画を見ると、つくづくおっさんになったことを自覚します。 当然、他者の眼に映っているのはZOOMのほうです。真を写す術というのは残酷なものです。 村井弦斎の「写真術」に…
見つかったのはいいのですが、毒(主戦)にも薬(反戦)にもならない無難な文章で、わざわざ探すほどのこともありませんでした。
サイコロの目なんてのはランダムであると、理屈ではわかっているのですが。 「自分のふった目が悪くてひどい目にあうのはまだ納得がいくが、 相手のふった目がよくてひどい目にあうのは納得がいかない」 といった、理屈にあわない感情は私も体験しているとこ…
注文した資料はまだ届かず、TRPG日にもまだ間があるので、PS2の懐かしゲームにふけっています。 『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』は、苦手だった「のろわれた庭園」を制覇。 慣れれば視界の狭さもどうにか克服できるものです。 残る不思議のダンジョン…
大瀧啓裕訳。この巻はいつものラヴクラフトの恐怖小説ではなく、異世界「夢の国」を題材とした冒険ファンタジーです。 その総決算的な長編が、「未知なるカダスを夢に求めて」(原著一九二六~二七。生前未発表。一九四八掲載)。二〇世紀のアメリカ人ランド…
いっぱしの麗水研究家づらをしていながら、出身地さえろくに知りませんでした。 万一、「ふるさとの文学者たち」といった仕事が回ってくることがあったら 、役に立つかもしれない情報です。 ただ問題は、紀行文ならともかく、小説とはあんまり関係ないんだよ…
今さらかという声もあるかとは思いますが。 当分はコロナ禍が続き、学会発表等もこれなしでは始まらないので。 日本の偉大なSF作家、星新一は「テレビ電話が発明されても、誰もつけたがらないでしょう」とエッセイで予言し、もっともだと思った時期もあった…
『コレクション 戦争と文学 別巻 〈戦争と文学〉案内』(集英社 二〇一三)中の論文、紅野謙介「太平洋戦争前後の時代―戦中から占領期への連続と非連続」にはこうあります。 ※ 四二年には日本文学報国会が結成され、大半の作家組織はここに集約された。 (略…
昨日の、夏目漱石「世界の大変局と戦後の日本」が年表に載ってた本というのがこれです(三三〇頁)。実に豊富なデータ量で、できれば座右に置いておきたいのですが、最近高価な本を立て続けに買ったばかりなので、今回は図書館で借りることにしました。
ある本の年表によると、『やまと新聞』の一九一五(大正四)年七月二二日に、夏目漱石「世界の大変局と戦後の日本」という記事があるとのこと。 見覚えのない記事名ですが、もしかしたら別の題で漱石全集に収録済みかもしれません(WEBで読める全集目次には…
太平天国の乱というのは、実態はろくでもないのかも知れませんが、ネーミングのセンスだけはあったようです。 母体結社の名前が、「拝上帝会」 首領洪秀全の称号が「天王」 首都南京を「天京」と改名 幹部が「東王」「西王」「南王」「北王」「翼王」 そして…
長崎出島で潜伏→桜田門外の変(未遂)→また長崎へ逃亡→上海で太平天国軍と常勝軍の争いに巻き込まれる→高知で吉田東洋を暗殺。 と、大河ドラマのような濃密なTRPGのキーパーをこなして、家に帰ると注文してた「GMウォーロック」の創刊号が届いてました。 井…
一九〇八年、ピーズリー教授は不意に意識を失います。回復したのは五年後の一九一三年。しかし彼が知ったのは、その五年間の間、まったく記憶にない怪しい言動を、彼がとっていたという事実でした。はたして五年の間彼を動かしていたのは.……。 (以下ネタバレ…
来ないでというなら行きませんが、困ったことになりました。 オリンピック開催(もしくは中止?)が終わり、ワクチンを接種するまでは、東京に行けないことになりそうです。 今年の業績はゼロということも考えられます。書きたい論文はいくつもあるのに。 ・…
おやすみなさい。
明治四〇年前後、無理想無解決を主張する自然主義文学が流行した……というのは文学史の初歩ですが。 それ以前や以後の文学が有理想有解決かというと、心細いものがあります。 私が飛び石伝いのように明治大正昭和の反戦文学を行ったり来たりしているのも、そ…
岩野泡鳴の「戦話」(一九〇八)という、旅順要塞攻略の一兵卒を扱った短編を、青空文庫で読みました。その感想、というより、それを読んで考えた雑感を。 確かに、戦争の悲惨さは描かれています。「気違い云うたら、戦争しとる時は皆気違いや」という、左腕…
福沢諭吉がオランダ語の限界に気づき、英語学習を志した一八五九年。 ※ いよいよ英書を読むというときに、長崎から来ていた子供があって、その子供が英語を知っているというので、そんな子供を呼んできて発音を習うたり、またあるいは漂流人で折節帰るものが…
前回までとは無関係な話です。ふと気になって。 歌舞伎『女浪人』(一九一一(明治四四)年)中に、祇園一力で与力阿久沢と目明し伝吉が芸者菊松に言い寄るが、新撰組の隊長権藤勲(ごんどういさお)に制止される、という場面があります。 新撰組ではもう一…
これもウィキペ情報で、ソースは トーマス・アレン、ノーマン・ボーマー『日本殲滅 日本本土侵攻作戦の全貌』栗山洋児(訳)、光人社、1995年。 という本です。信用できるかはその本含む資料を読まないと始まりませんが、気になる記事を見つけました。 ※ 皇…
「無差別爆撃」という言葉はよく使われますが、東京大空襲の場合はどうでしょうか。 とりあえずウィキペディアより。これも近いうちに資料にあたります。 ※ 1945年5月25日の空襲では、今までアメリカ軍が意図的に攻撃を控えてきた皇居の半蔵門に焼夷弾を誤爆…
村田蔵六(後の大村益次郎)と、シーボルトの娘イネを中心に、蘭学から英学へ移行していく時期の洋学者たちをえがいた長編『花神』。 福沢諭吉が英語の先生を探す場面で、福地桜痴がちょっとだけ出てきました。 ※ ついでながら福地はその後語学をもって幕臣…