2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
神奈川近代文学館様のサイトで、松本清張展のお知らせを見つけました。 私は以前も書いたように清張ファンなのですが、今回は行けないかも知れません。 日本の黒い霧を追求する清張の作風、シノビガミのシナリオ作りにも応用できそうな気がします。 ※ 【会期…
「自画像は己を見つめる必要があるが、自撮り写真は己を見る必要すらない」といった感じで、「将軍」の乃木写真とレムブラント自画像の違いを論じたいところですが、どうもうまくいきません。
本日もお休みします。紹介すべき資料はけっこうあるのですが。
妙にわくわくした気分になったと思ったら、過去の恥多き人生を思い出して落ち込んだり。 そんな歳でもないのに情緒不安定です。少なくとも論文は進んでいません。
「乃木」という字を見たり聞いたりするたびに、ある苦々しさを感じます。
これでGMをやるのは初めてなので、至らぬ点も多々ありましたが。 戦術性・ドラマ性の奥深さの一端に触れた思いです。TRPGの新しい可能性を見ました。 ……明日からはまた研究に戻ります。
プレイヤーさんにキャラクターを作ってもらい、自作の一人用シナリオ(JR駅構内で下忍頭と闘うやつ)をプレイしてもらいました。上々の評判です。
シノビガミに没頭するあまり、相手もいないのにキャラを6人も作ってしまいました。 ムフ本の感想はしばしお待ちください。
山本圭・塩田潤訳。 この本はいずれ何度も読み、何度も感想を書くことになると思うので、今回は簡単にします。 まず章立て。 序論 1 ポピュリズム・モーメント 2 サッチャリズムの教訓 3 民主主義を根源化すること 4 人民の構築 結論 付録 謝辞 原注 訳…
今までのTRPGとはかなり勝手がちがいましたが、ためしに二人ほどキャラをつくってみて、全体像がようやく理解できてきました。よくできています。
副題の通り、現代日本を舞台として忍者が暗躍するTRPGです。 私たちが今までやってきたTRPGは、2~3人の仲間(PC=プレイヤーキャラクター)が協力して強大な敵に立ち向かう、といった形式だったわけですが、本作は少し違いまして。 PC一人一…
せっかくの日曜日だというのに怠けてしまいました。 芥川は軍国主義への抵抗を可能だと考えていたのかどうかとか、ぼんやりと考えてはいたのですが。 「将軍」という小説は芥川一人の手になるというより、伏字を施した名も知れぬ編集者と、プレテクストであ…
はたして水平目線はレンブラントの肖像画以降に特有と言い切っていいものか。気になったので、そのへんを扱ってそうな本を読んでみました。「第二章 視線、声、権力」という魅力的な題の章で。 ※ 芸術と社会に関するマルクス主義的見方には、回避すべき諸要…
日露戦争を指揮したN将軍といえば、第三軍乃木希典のほかに第四軍野津道貫もいるわけですが(ただし、旅順戦には参加せず。もちろん殉死もせず)。言及した文章を見た記憶がありません。私の論でもたぶん言及しないでしょう。
各節ごとに、疑惑→反発→逸脱→対話と、抵抗の形態が深化していく過程として読めそうな気が。 何のことやらかも知れませんが、本人も今のところ何のことやらです。
どうもやる気がでません。
菅原健史「矢野龍渓『経国美談』論―ジャーナリストはいかなるデモクラシーを描いたか」が、『社会文学』第49号(二〇一九年三月)に掲載されました。
以前、当ブログは漱石の「従軍行」を全文引用し、漱石が平和主義者ではなかったと論じました。 しかし一方、先日の小森先生の最終講義で、『三四郎』中に、同じ日露戦争を批判的に語っている箇所があることを知らされました。公正を期すために引用します。 ※…
私が静岡大学で受けた集中講義からは、ほぼ二十年ぶりになるわけですが。 小森先生は相変わらず、暖かく、ユーモアにあふれたお方でした。 戦争廃絶にかける志、受け継がせていただきます。
二転三転したあげく、芥川論の副題は「いかにして軍国主義に抵抗するか」にしてみました。 ベタといえばベタですが、ようやく作品と気が合ってきたようです。
「将軍」中にも言及されている、あの写真。 新聞に視線を落とす乃木と、正面をまっすぐ見据える夫人という構図。 乃木自身が指定した構図なのでしょうが、その意図を解読する必要がありそうです。 新聞がいつの何新聞なのかも気になるところですが、拡大して…
バルトの写真をめぐる文章のなかで、唯一使えそうな気がした箇所。 ラテン語で、ストゥディウムとはある写真への平均的な感情に属す一般的関心。 プンクトゥムとは写真の場面から矢のように発し、私(バルト)を刺し貫く傷のようなもの。なんだそうです。 乃…
筑波大学比較・理論文学会『文学研究論集』二〇〇七・二五号。 「まなざし」を主題に「将軍」を読み解く論文。これを読まずに自論を展開していたらと思うと冷や汗ものでした。 私が書こうとした論は将軍自身のまなざしで、孔氏の論は将軍をとりまく人々のま…
図書館で速読したのがよくなかったのか、あまり頭に入りませんでした。当方が期待していた写真論ではなかったようです。
本年12月15日をもちましてサービス終了だそうです。引っ越すか。
やっぱり、漱石が平和主義者だったとは思えないなあ。と賛同できない点もありましたが、これはと思った箇所も。 『虞美人草』の、父親の肖像画が上から見下ろしているという箇所で。 ※ 皆さんは、上から見下ろす肖像画を見たという方はあまりいないと思いま…
芥川論がまだ半分にも達していないのにですが。 昭和初期の『戦争に対する戦争』に手をつける前に、これまでの反戦文学の総まとめというか、振り返り的な論を書いてみたいと思っています。 星一は、村井弦斎は、武者小路実篤は、賀川豊彦は、そして芥川龍之…