核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

ロラン・バルト『明るい部屋』より ストゥディウムとプンクトゥム

 バルトの写真をめぐる文章のなかで、唯一使えそうな気がした箇所。
 ラテン語で、ストゥディウムとはある写真への平均的な感情に属す一般的関心。
 プンクトゥムとは写真の場面から矢のように発し、私(バルト)を刺し貫く傷のようなもの。なんだそうです。
 乃木殉死直前のあの写真でいえば、カメラ目線な静子夫人の視線がプンクトゥムに相当するのかなと思ったりもしましたが、知ったかぶりはやめましょう。今回はバルトには依拠しないでおきます。