2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
おなじみの「早稲田大学文化資源データベース」様で検索したら、あっさり「振武軍」の筋書が見つかりました。思った通り幕末戦争もの。 『女浪人』に匹敵する作品かどうか。今は集中力を使い果たした状態なので、気力がある時にじっくり読んでみます。
饗庭篁村の歌舞伎『女浪人』評は、以下のように結ばれていました。 ※ 帝国劇場にもピーシヤラドンドコ劇あれど、それと同日の論にあらず。此劇が名作でも傑作でもなけれど、比べては優ると云ふなり。或は此座にてそれに冠(かぶ)せての劇略たりしやも知れず、…
下手なプラモデル作りのように、大きなパーツがいくつかあまりましたが。 使いそびれた資料は、このブログのネタに使うことにします。
文学にも、挿絵とか装丁といった文字以外の要素はあるわけですが。 歌舞伎となるとさらに複雑で、残されている筋書ではわからない、役者の演技、化粧、衣装、舞台装置などの多彩な要素があるわけです。今回は鳴物(BGM)の資料を。 ※ 六月十日に歌舞伎座を見…
あっという間に飲んでしまったようです。 今年の梅雨は短かったわけですが、水不足が心配です。
鍛えた熱い鉄を冷たい水に入れて、じゅ~っと焼き入れするように、熱くなりすぎた頭を冷やす必要もありそうです。
昨日はつい他人事のように、偉そうなことを書いてしまいました。己の平和主義を鍛える必要があるのは他人様もさることながら、何よりもまず私自身です。 柳瀬善治氏の「世俗的批評の〈神学的次元〉ー「9・11」・「複数の戦後」ー」(『日本近代文学』第6…
例えるなら、熱した鉄を打つハンマーのように。 あるいは、厳しいトレーニングで選手を向上させるコーチのように。 平和主義というものも、鍛えられ、そして強くなる必要があると考えます。一応念を押しておくと、ここでいう「強さ」とは軍事力のことではな…
文字声論文をやるか、戦争の止め方論にするか迷った末どちらも進みませんでした。 プリンタのインクが切れたのもありますが。 明日はもう少し、実のあるブログを書きたいものです。
探していた資料がなかなか見つからないので、今日の更新はお休みします。
いつ刊行するとも知れぬ単著『戦争の止め方』の、もくじ修正版を。 はじめに 近代日本文学者たちによる、さまざまな「戦争の止め方」 第一章 国際平和会議で侵略国を制裁する 矢野龍渓『経国美談』ほか 第二章 戦争当事国の元首に反戦を訴える 福地桜痴『女…
核兵器をなくすには、通常兵器をなくすことも視野に入れなければならない、というのが、私の信念です。 ロシア中国北朝鮮が核兵器をふりかざして恫喝しているのに、何を時代錯誤なことをと思われるかも知れません。いえ、だからこそです。核兵器に核兵器で対…
雑事に気をとられてしまいました。 なんとか六月中には片付けて、次の論文に進みたいものですが。
明治TRPGも山場を過ぎたので、向こう一ヶ月はゲームはお休み気味にして、文学研究に戻ろうと思います。 テーマは「文字と声の往還」。時代を問わない普遍的なテーマだけに(それこそ万葉仮名から音声入力まで)、投稿も多いでしょうが、私もベストを尽さ…
今回の訳では「リア王」ではなく「リヤ王」。 老境のリヤ王が、国土を三人の娘に分けようとするのですが(この時点で「たわけもの」ですね)、正直に答えた末娘を差し置いて、口先だけの姉娘二人とその配偶者に権力と領土を与えてしまい、結果として身一つで…
前からCMなどで気になってはいたのですが、このたび曲名を知りました。 クトゥルフ神話TRPG明治編「黄衣の王」の脳内テーマソングに、勝手に決定しました。この曲のかもしだす雰囲気に負けないよう、スリルとサスペンスとペーソスのあるシナリオを書きたいも…
昔(40年以上前?)に、「マクベスの家系を継ぐ、コーダー伯爵」という人物がコーヒーを飲むCMがあった記憶があります。 シェイクスピアの劇の通りなら、マクベス夫妻に子はいないはずですが、どういうつながりなんでしょうか。単に「コーダーの領主!」と…
絶妙のコンビネーションで語られる時代劇でした。 全編に漂う江戸情緒や、厳格な鬼平がときおり見せる人情味、そして美味ネタ。 自分の想像力と食生活がいかに貧しいかを再認識させられました。
最近あんまり食べてませんが、あの青のりと固形紅しょうががめんにからまる食感が好きです。 ペヤングもいいけどUFO。あれが発売開始した頃はUFOブームで、ピンクレディーの「UFO」なんて歌もありました。「謎の円盤UFO」なんて番組もあったようです。
斎藤幸平氏の一連の著作を読んだ後、再びSDGs支持に戻った私ですが、「平和と公正をすべての人に」が17項目中第16に置かれているのは納得がいきません。 他のどの目標を見ても、まず「暴力ではなく平和的手段による解決」でなければ、不幸な結果をもた…
今日はTRPGの時間がたっぷりとれたのはいいのですが、シナリオのストックがなくなってしまいました。 来週までにあれこれ考えておかねば。
青土社様のサイトより。 青土社 ||哲学/思想/言語:非暴力の力 (seidosha.co.jp) 以前、「二月頃発売になるかも」なんて勝手な予測を書いてしまった本ですが、やっと日本語訳が発売になるようです。 これは買わねばなりません。あと二ヶ月間、がんばらねば…
甘酸っぱいしょうゆ味もいいですが、ごまだれにからしが好みですね。 具は少なめで、伝統にこだわらず。
エンデの「自由の牢獄」という短編は、非常にもやもやとした読後感を残します。で、もしあの牢獄に入れられたのが、中途半端にギリシア哲学にかぶれたイスラム教徒ではなく、自由意志の断固たる信奉者、たとえばこち亀の両さんだったら、とつい考えてみまし…
当ブログは以前、O・ヘンリーの「運命の道」や、アニメ『ヤッターマン』の最終回を通して、自由意志とは無知の別名ではないかという問題を扱いました。 (ネタバレあり) その二作品は、自分の意志で運命を選択していると思っている人物が、枝分かれした道が…
今日中に読んでおきたい本も多かったというのに、書類の整理などしてぼんやりと一日を過ごしてしまいました。
福田恆存が罵倒していた、小田島訳のシェイクスピア。この『物語』は全訳ではなく、名セリフを生かした物語形式の抄訳ですが、原作を読んだ後でもまったく違和感なく楽しめました。 福田訳でも小田島訳でも、ラム姉弟のシェイクスピア物語(私は最初にこれで…
多少の邪念を持って読み始めたのですが、読み終えたら普通に面白かったので、あらさがしはやめておきます。今でも軽い興奮状態が続いています。 一応、対照実験として、福田恆存原作の「明智光秀」や「億万長者夫人」も読んではみます。
いつか出す予定の、菅原健史著『戦争の止め方』の最後のほうの一章分として、「戦争の煽り方」という章を設けようと思います。 もちろん読者に戦争の煽り方を教えるのが目的ではなく、戦争を煽ることがいかに安直で、罪深い営みであるかを知っていただくのが…
福田恆存(ふくだ つねあり)という名前を、シェイクスピア劇や、ヘミングウェイ『老人と海』の翻訳で知ったという方も多いと思います。実のところ、私も最初に知ったのは、新潮文庫版『老人と海』とその解説ででした。 それらの堂々たる名文を読んで、すご…