何を今さらと言われそうですが、私は今日知りました。 「近江の君」出現場面を始め、気になってたとこだけひろい読みしてみました。 各巻の冒頭に、与謝野晶子が詠んだ歌が添えられているのが特徴です。 「若菜（下）」の巻頭歌は、 二ごころたれ先づもちて…

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳：安田均/グループＳＮＥ」が権利を有する『トンネルズ＆トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ＆トロールズ完全版」 いずれの帝の御時か、レロトラーさまでないことは確かな時代。 種族…

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳：安田均/グループＳＮＥ」が権利を有する『トンネルズ＆トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ＆トロールズ完全版」 十年に及ぶ、神々と人間を二分する大戦を終わらせるべく、アカイア…

クトゥルフ神話ＴＲＰＧで「光源氏が光らない」というシナリオを公開している方がいらっしゃいました。「闇光源氏」というキーワードに意表を突かれました。私ごときの発想はまだまだフツーすぎました。 アナログではなく、スマホ向け恋愛ゲームでは、『源氏…

『源氏物語』に感情移入するあまり、光源氏の死を暗示した、本文のない「雲隠」の巻を自分で書いてしまったフランス人作家がいるという話を、Yahooニュースで読みました。 ※ 『源氏物語』全巻のなかの謎めいた欠落。紫式部を敬愛してやまないフランスの女流…

大河ドラマ『光る君へ』放映記念。といっても、以前に書いた記事の再掲ですが。 小説『女道楽』の冒頭の会話。六條の息所の生霊の話になって。 ※ 母「それは嫉妬の幽霊だよ、光る君と云ふ人が男にあるまじき不品行な事をして彼方の女を欺したり此方の女を欺…

トロイ戦争関係者をあれこれ検索していたら出てきました。原案ホメロス、脚本シェークスピアという夢の競演。 トロイの王子トロイラスと、彼に愛を誓いながら裏切り、敵方のダイアミディーズ（ディオメデス）に乗り換えたクレシダの悲劇、だそうです。 シェ…

昨日公開した「剣魔幕末伝」を、幸運度１６ぐらいしか取り柄のない１レベルキャラにハチェット（手斧）２本と部分鎧を装備させ、尊王派でテストプレイしたところ、近藤勇、ハリス、ペリーをたて続けに討ち取り、もう一回ハリスの目が出たので河井継之助と戦…

反戦を訴えるブログとしては、『イリアス』中の反戦論者、テルシテスについて書きたいところでしたが、すでに書いてました。 当時者同士の決闘による戦争回避の例―ホメロス『イリアス』より - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com) 総…

２００４年公開。ブラッド・ピットがアキレスを主演。私は未見です。 ウィキペディアで概要を見たのですが、長すぎる『イリアス』を、映画向けにわかりやすく圧縮・改変しており、賛否両論。塩野七生氏は酷評したそうです。 私としては、叙事詩の圧縮改編は…

不謹慎を承知の上で言いますが、やっぱり面白いですイリアス。 『平家物語』を再読した時にも思ったのですが、凄惨な戦争の描写というのも、一歩引いた視点（たとえば無常観とか、不死なる神々の視点といったもの）を想定して眺めると、一気にドタバタコメデ…

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳：安田均/グループＳＮＥ」が権利を有する『トンネルズ＆トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ＆トロールズ完全版」 尊王派か佐幕派を選び、自らの刀で時代を変える。１人用、１レベル…

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳：安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ＆トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ＆トロールズ完全版」 『シヴィライゼーション』ではありませんが、『トンネルズ＆トロールズ…

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳：安田均/グループＳＮＥ」が権利を有する『トンネルズ＆トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ＆トロールズ完全版」 おごれる核通久しからず。Ｔ＆Ｔも諸行無常。 １人用。善の種族のみ…

多人数用の方では、『クトゥルフ２０１０』の学生探索者ルールを用いた学園クトゥルフが、好感触です。 １人用Ｔ＆Ｔソロアドの開発では、去年からちまちま作ってた『源平物語』が、そろそろ実用化のめどがついてきました（発表はテストプレイを経てからにし…

研究に入る前に、ちょっとだけゲームの話を。 はてなブログには過去に人気のあった記事がわかる機能がついているのですが、ＰＳ用ソフト『ＣＩＶＩＺＡＲＤ』と、同じくＰＳ用ソフト『水滸伝 天導１０８星』へのアクセスが多いようです。初代プレイステーシ…

少し頭を冷やして、書きかけの「小さな王国」論を仕上げることにします。 ケインズの代表作も図書館で借りてきたし。

まず、先頃物議をかもした、ジャーナリストの櫻井よしこ氏のＸ（旧ツイッタ－）を引用します。 ※ 櫻井よしこ @YoshikoSakurai · Jan 19 「あなたは祖国のために戦えますか」。多くの若者がNOと答えるのが日本です。安全保障を教えてこなかったからです。元空…

ケインズ論も終わってないのに、また予定ですみません。 火坂雅志氏といえば、大河ドラマ『天地人』の原作者。あのカブトに「愛」の字を掲げた、直江兼続の物語です。 そして『美食探偵』は、村井弦斎を主人公にすえた、明治が舞台の推理小説集です。 昔立ち…

一九二五年にロシア（当時はソビエト連邦、スターリン政権下）を訪問した、経済学者ケインズの感想です。 一言でいうと、ケインズはマルクス・レーニン主義を、経済学や政治哲学としてではなく、「新興宗教」として扱っています。 ※ 時代遅れの経済学の教科…

とはいえ、主に趣味の方面で。 明日はまじめにケインズ『説得論集』を読み込み、「小さな王国」論にかたをつけようと思います。

村井弦斎『女道楽』の序文には以下のような文があります。前作『酒道楽』の主人公は改心してハッピーエンドになったのに、『女道楽』が悲惨な結末に終わったのはなぜかという、読者からの質問に対して。 「酒道楽は人の過なり、女道楽は人の罪なり、過は改め…

古代ギリシアがらみの語句であれこれ検索していたら、すごいのが見付かりました。 直リンクはしませんが、ウィキペディアの「アスパシア」の項にあります。 題には「アスパシアの家」とありますが、どうみても屋外です。そして半裸です。アルキビアデスもア…

ケインズの講演「私は自由党員か」（一九二五）の一節。 ※ 平和問題については、極力、平和主義者たることにしよう。大英帝国にかんしては、私は、インドを別とすれば、重要問題はないと思う。インド以外のイギリス領各地域では、統治権の問題にかんするかぎ…

だいぶ以前に予告を書き、入手もしていたのですが、報告が遅れてしまいました。 「ナイトランド・クォータリー」Vol.32内容紹介 アルキビアデスは鳥王国の夢を見るか？／大岡淳 - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com) 古代ギリシア、…

チーズ牛丼というのは食べたことはないのですが、チーズは全般的に好きです。 小学生の頃は苦手だったのですが、『ジョジョの奇妙な冒険』の第四部、杖助と億泰がイタリア料理を食べに行く話で、 「モッツァレラチーズとトマトのサラダ」 を実況中継しながら…

見ました今。岩下志麻さんはやっぱりアップに耐えるなとか、ヌマクラのアクセントが思ってたのと違うとかありましたが、楽しめ（？）ました。スリリングでした。私は小学校教員になれなくてよかった。 原作にない要素としては、ジェンダーですね。一九一八（…

岩下志麻が先生を演じるサスペンスドラマ「小さな王国」でも見ようかと思います。 youtubeで、紙幣流通のくだりを中心に。

Ｏ江先生、今度ばかりはごめんなさい。またＴＲＰＧ、異時代ゲームの話です。 『Ｄ＆Ｄ』や『シャドウラン』には、キャラクターの生活水準を決め、生活費を前払いすることで、冒険の時以外はその生活水準を送っていることにするルールがあるのですが、それを…

今回はＴＲＰＧ好き、Ｔ＆Ｔ好きの方にさえ受け入れられないかも知れません。 それほど狭く、深い沼の話です。 Ｔ＆Ｔ（トンネルズ＆トロールズ）というＴＲＰＧは、敵味方の攻撃力をサイコロの目の合計＋個人修正＝戦闘力で表現するため、 「大量の６面体サ…