2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
亡き映画スターの実兄であるとか、年齢のわりには若く見えるというだけの理由で彼を支持する方を私は知っています。表面的な言動が「愛国的」だからという理由も多いようです。 少なくとも第三の理由については、まったく根拠のないものです。毛沢東独裁政権…
可能な限りすみやかに入手し、それ以前に出たヘミングウェイの日本語訳と比較するつもりです。なお、原文はある論文でほぼ全文引用されていました。
石原慎太郎の小説「通りすぎたもの」を盗作と断定します。引用元と論拠は以下の通り。 A、ヘミングウェイ 「インディアン・キャンプ」(引用は『われらの時代に』 荒地出版社 1982(原著1924) 北村太郎訳 による) B、石原慎太郎 「通りすぎたも…
日清戦争期の新聞記者、幸徳伝次郎(秋水)が書いた短編小説。全集に収録されておらず、コピーも手元にないので、ひとまず予告のみ。 (2021・10・28 9年の時を経てコピーが見つかりました。詳細は↓) 幸徳秋水が書いた小説「遠征」 - 核兵器および…
わざわざ研究会に行くほど、私は松本清張が好きなのか。今ではそうでもありませんが、一時期むさぼるように読んでいたのは確かです。 ゲーム業界に「鬱ゲー」(プレイヤーを憂鬱な気分にさせるゲーム)というジャンルがありますが、かつての私にとって清張は…
定員は先着120名。要予約。もう締めきったかもしれませんが一応転載しておきます。YAHOOニュースより。 ※ 「松本清張研究会」(北九州市)の第27回研究発表会が、12月1日午後2時から、静岡市駿河区大谷の静岡大人文学部で行われる。 同研究会は平成…
明治カールのイメージキャラクター、カールおじさん。 先日、公式サイトで帽子をぬいだ顔を見たら、見事なすだれ頭。帽子の上にはカエルが乗ってました。 つくづく味のある、いい顔をしています。しおあじとかチーズあじといった次元を超越しています。 ・・…
(追記 青空文庫に「死刑の前」という題で収録されていました) 筑摩書房『近代日本思想大系 13 幸徳秋水集」(1975)収録。1911(明治44)年、まさに死刑執行の直前に書かれた告白です。 全五章を予定していたのにもかかわらず、第二章の冒頭ら…
スーパーロボット大戦シリーズでよく使う精神コマンド(RPGでいう呪文)に、「必中」(命中率上昇)や「熱血」(攻撃力2倍)と並んで「気合」があります。 精神ポイントを消費して気力を上げる。わかったようなわからないような能力ですが、最近なんかわ…
意外とありませんでした。同人ネタにしても陳腐なのでしょう。 私のしょ~もないパロディ(http://blogs.yahoo.co.jp/fktouc18411906/archive/2011/12/30)も、途中まではいい線いってたんだがなあ。 ほんと、何があったんだ。特にヒゲルさん。
まず姓名の表記について。個人全集の書名を確認したところ、くさかんむりの「菅野」ではなく、たけかんむりの「管野」だったので訂正します(私は逆方向によく間違われるのです)。 名前も「スガ」「すが」と表記される文献も多々ありますが、ひとまずは全集…
博士論文の口頭審査でも問われ、愛読するあるブログでも話題になったこの問題。いずれは論文にしますので、今回は手短に。 被告24人のほとんどが冤罪であり、不当な裁判であったことは確かです。しかし、中心メンバーである管野須賀子・宮下太吉ら数人は確…
レベル19で「努力」、29で「幸運」、39でやっと「気合」を覚える。「集中」がないので、命中率は期待できないぞ。
石井研堂と碇ゲンドウって似てるな。という一日遅れのネタはともかく、明治研究を志す者にとって必須のデータベースです。 「万歳の始め」「秘密探偵業の始め」といった感じで、明治期に新しく始まった物事の由来を大量に集めた本です。 『まんがはじめて物…
別に、「ロボットアニメにおける動力源表象の構造分析」といったカルスタ論文を書くつもりではありません。純粋な懐古趣味と、次の仕事のための時間待ちで、童心に帰って楽しんでいます。 1970年代~90年代の歴代名作アニメのロボットたちが集結して悪…
私も核廃絶派ですが、虚構の世界への言葉狩りには反対です。 講演や対談の形で、原発推進の広告塔をつとめた石原慎太郎や大江健三郎を放置して、こんな姑息な真似をすることに何の意味があるのでしょうか。 ※ 11月13日(火)19時22分配信 子どもから大人まで大…
今月号の『日本文学』は気になる記事が多いのですが、一番気になった部分だけ引用してみます。 山田俊治氏の「三遊亭円朝の流通―傍聴筆記の受容と言文一致小説」8ページ上段に引用された、『読売新聞』1887(明治20)年4月13日の、坪内逍遥『当世…
『毎日新聞』11月10日(土)23時48分配信、だそうです。後で、各紙の記事を読み比べてみます。 ひとまずYahooニュースより転載。上の青枠はコピーのあとですので無視してください。 ※ JR福山駅前に集まった約1000人の聴衆に支持を呼びかける橋下徹代表…
長い副題の通り、6つの「てん」からなる50音の点字を、わかりやすく解説した本です。 サイコロをたて長にしたような図形で、左上に一つの点で「あ」。横2縦3の6つの点で「め」。これなら覚えられそうです。 つねづね私は、義務教育では文学なんかより…
わが家には録画装置がないので、チャンネルを替えながら交互に見ています。 被告人のようにしおらしい14歳と、14歳のように切れまくる被告人。立場が逆ならうまくいったんじゃないでしょうか。 使徒をプログレッシブスパナで殴り倒して「いいじゃねえか。勝…
「保守・革新の新参議院議員両氏に討論してもらった」(同誌見出しより)とのことですが、両者は原子力推進主義者という点では一致しています。思えば、大江健三郎が原子力発電に「まったく賛成です」と講演したのも、同じ1968年でした。 ※ 石原 いま世…
プレイステーション2用ソフト。立体的な空間を飛び回りながら撃ち合いぶつかり合う3D格闘ゲームです。 なんですけど、実際には下手に動くよりも、上空や遠距離で、気をためつつ必殺技を連射した方が有利でして。第二形態セルを天津飯が新気功砲で足止めし…
昨日は更新しそびれたので2連続で。前回とは無関係の話です。 『指輪物語』は中学生の頃からの愛読書なんですけど、私はなかでも4巻(『新版 指輪物語 4 二つの塔 下』(評論社 1992)、フロドとサムとゴクリ(原語および映画ではゴラム。以下ゴクリ…
博士論文でも扱った小説ですが、ネットでの公開は来年になりそうなので、フライング気味に紹介します。 尊攘志士に婚約者を殺された女性が「女浪人」となり、暗殺や戦争を阻止すべく奔走する架空歴史小説『女浪人』(1902(明治35)年)。 彼女は大政…
魯文関係の資料が揃うまで、ちょっとだけゲームの話でも。プレステ版第一作の「シヴィライゼーション」を紹介します。 エジプト・ギリシア・日本など、地球上に栄えた文明の一つを選び、紀元前4000年から西暦2000年までに、世界統一か宇宙移民船打ち…
以前に存在を教えていただいてから、入手するまでに手間取ってしまいました。『ちくま』は近くの書店にはなかったのです。 1964年の講演をもとにした、小林秀雄「常識について」(当ブログで以前に扱った「常識」とは別物)への、なだ氏の感想。 まず小…
村井弦斎の『食道楽』からさかのぼること約三十年。文学者による料理書の先駆的作品。 ずっと、そのうち近代デジタルライブラリーで読むかと思っていたのですが、どうも収録されていないようなので、次に大きい図書館に行った時にまとめ読みすることにします…