核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

はかどらず

7月31日までにはカタチにしたかったところですが、及びませんでした。

『戦争の止め方』、はじまる

「はじめに」をようやく書き上げ、印刷してみました。まだ注の細部など、直すところはありそうですが。

クラウゼヴィッツ著 森林太郎訳『大戦学理 上巻』の冒頭近く

クラゼヴィッツのヴィは、正確には「ヰ」に濁点。 森鴎外はこの戦争論を積極的に日本に移入したので、彼の戦争観を知るすべになるかと読みました。はたして。 博愛の人は戦争の犠牲を減らそうなんて言うけれど、そういう「婦人の仁」は迷妄で、血を流すこと…

田山花袋「一兵卒」

病気で隊から脱落した一兵卒が、戦場にたどりつけずに病死するまでを描いた小説です。もしかしたら、戦争の止め方論の参考になるかと思って読み返したのですが。 「日が暮れても戦争は止まぬ。」 との一節が目についた程度でした。一兵卒が自分の身を呪う場…

大道晴香「「電話」と「死者」」(『國學院雑誌』 122 (6), 36-37, 2021-06)

CiNiiで検索したら読めました。遅塚麗水「電話機」への言及は以下の通り。 ※ その先駆が『郵便報知新聞』(明治二三年九月一三日ー一〇月八日付)の連載されていた、遅塚麗水の小説「電話機」である。電話事業開始の前に書かれた本作に、既に「死者から…

はじめにがおわらない

漱石批判なんぞに手をだしたせいで、参考文献を2本ほど追加するはめになりました。私には「従軍行」も「点頭録」も、高く評価しようがないのですが。

北原白秋、福田恆存は入れないことに

彼らクラスの戦争便乗者にまで言及すると、じゃあなぜあれは入れないんだ的なご意見が来そうなので。 小林秀雄論は残します。客観的に見て、小林秀雄の戦争賛美と、反戦思想への罵倒は群を抜いています。

「はじめに 戦争の止め方はある」の章、ほぼ書き上がる

書いているうちに、論文文体でもブログ文体でもない、単著向き(?)の文体が確立してきた気がします。 この調子で、明日は書けるところまで書いてみます。

春秋の次は古代ギリシア

書けるうちにばりばり書いて、「はじめに」の章だけでも書き上げようと思います。

妹が美人であったと聞いて

弭兵の盟前後の『春秋左氏伝』から、小ネタをひとつ。 ※ 鄭(てい)の大夫、徐吾犯の妹が美人であったが、公孫楚がこれをめとる約束をした。ところが公孫黒もまた使者をたてて無理に結納の雁(がん)をおくらせた。 (略)二人に申し入れて、妹に選ばせるよ…

弭兵の会の拘束力と、その終焉

古代中国の、弭兵(戦争廃止)会議については何度も書きました。 では、その会議に背いて戦争をする国が出たらどうなるのか。 今回、『春秋左氏伝』の続きを読んで、その答えが見つかりました。 ※ 魯の季武子(季孫宿)は莒(きょ)の国に攻め入って鄆(うん…

音楽評論の元祖?呉の公子、季札

昨日の昼は『三国志』の話題で盛り上がり、夜はぶっつづけで『春秋左氏伝』を読みました。漢文調が文体に感染してるかもですが、ご容赦ください。 今回『春秋左氏伝』を読み返すことにしたのは、向戌(この本では「しやうじゆつ」表記)の築いた平和国際体制…

「はじめに」用の資料借りてきた

やたら「礼」にこだわる、お上品な春秋時代と、やたら下ネタにこだわるギリシア喜劇。でも、どちらも平和への熱い思いは共通しています。単著『戦争の止め方』の「はじめに」の資料としては欠かせません。

逆境つづき

暑さで体調をくずし、暗い方向にばかり考えがいく日でした。 執筆もはかどりませんでした。これから暑くなる一方、天気のせいばかりにはしていられません。 各章と小見出しの題名づけだけでも、今日中にやろうと思います。

このあいだ入手した文献は

「特定左派の押し付け」とまではいかなくても、いかにも優等生的「進歩派」といった雰囲気で、期待はずれでした。アメリカと新自由主義が諸悪の根源といった論調の。

今月中に

なんとか単著をカタチにしたいものです。

目的は手段を正当化しない。

「神のための詐術」 「革命のための暴力」 「平和のための戦争」 といったものを、私は認めません。

特定左派の押し付け平和主義

一昨日頂いたコメントには、 「特定左派の押し付け平和主義というか平和ファシズムみたいなものに嫌悪感が湧きます」 ともありました。これにも同感です。 なぜ特定左派(はっきりと名指すとマルクス主義)による平和主義が、ああもワンパターンで退屈で非生…

反戦会議と反戦劇で戦争が止まった事例

昨日、 「自分は反戦運動や反戦ソングで戦争止まったことがあるのかよく暇な時調べますが。それで止まったことは見たことないです。」 とのコメントをいただきました。ごもっともです。 とはいえ、反戦会議と反戦劇で戦争が止まった事例は、古代中国と古代ギ…

政略級超防具開発提案

超兵器というのはよく聞くけど、超防具はあまりないんじゃないか。 そう思って検索したら、「星のドラゴンクエスト」というゲームに、「超防具」が出てくるようです。が、要するに強力な防具のことで、私が思い浮かべたのとは違うみたいです。 「矛盾」とい…

ソー・イン・ラヴ

昔のテレビ番組『日曜洋画劇場』のエンディングテーマ。これを聞くと、「明日は月曜だなあ」という気分になったものです。 最近はこれをラジオで聞くと「明日は土曜日だなあ」という気分になれます。 東京FM、「川井郁子 Unframed notes」のエンディングテ…

BASIC信長

AZITOよりももっと昔、40年は前。 『信長の野望』というマイコンゲームがありました。今でもありますが、その無印第一作です。漢字ではなくカタカナ表記、中部近畿地方17か国のみで。 1560ネン ハル アサクラ ハタケヤマ アシカガ アサイ ホン…

AZITOというゲームがあった

アジト。無印第一作プレイステーション用。秘密基地作成シミュレーション。 町と地下の断面図に、司令室とか怪人研究所とか巨大ロボ格納庫を建設し、謎の秘密基地を広げていくゲームです。これも手放して猛烈に後悔しています。 地上 ビル デパート 入口 砲…

偶然とは、ある程度まで多元的決定なのでは

2019年1月28日の記事で、私はこう書きました。 ※ 偶然というやつは、ある程度までは多元的決定なのではと、私は思っています。 たとえば東京で別れたAとBが、大阪でばったり出会う。JPOPなら「神様がくれた奇跡」とか歌うところですが、実はそ…

偶然とは(漱石『明暗』より)

以前、TRPG関係の記事で、偶然とは多元的決定なのではとか書きましたが、その程度のことはとっくに漱石の『明暗』に書かれていました。 私は二十数年前の修士論文執筆時、『明暗』を隅々まで熟読したはずなのですが、きれいに忘れていました。以下、青空…

しかし急がねば

今度の選挙で大勝した自民党政権は、ますます急いで改憲を強行するでしょう。 暗殺は時代の流れを(少なくともよい方向には)変えられないという好例です。 改憲後に『戦争の止め方』なんて本を出しても、 「核には核。暴力には暴力。平和主義なんて、何時代…

単著の結論、うっすらと見えてくる。

まだ公表できるほどまとまってはいませんが、下書きしてみる価値はありそうです。

風と炎の飈

激動の政治情勢とは無関係です。また文字化けしたらすみません。 ゆえあって、吉川英治『三国志』を読み返していたら、 颷 という、見慣れない文字が目に入ってきました。風に炎で「ぴょう」とふりがな。 検索したら、本来の読みは「ひょう」で17画。 意味…

一票の価値は、一票分!

「一票分もある!」ととるか 「一票分しかない!」ととるかです。

明日は選挙だ

わが決断に悔いなし。