核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-07-28から1日間の記事一覧

田山花袋「一兵卒」

病気で隊から脱落した一兵卒が、戦場にたどりつけずに病死するまでを描いた小説です。もしかしたら、戦争の止め方論の参考になるかと思って読み返したのですが。 「日が暮れても戦争は止まぬ。」 との一節が目についた程度でした。一兵卒が自分の身を呪う場…

大道晴香「「電話」と「死者」」(『國學院雑誌』 122 (6), 36-37, 2021-06)

CiNiiで検索したら読めました。遅塚麗水「電話機」への言及は以下の通り。 ※ その先駆が『郵便報知新聞』(明治二三年九月一三日ー一〇月八日付)の連載されていた、遅塚麗水の小説「電話機」である。電話事業開始の前に書かれた本作に、既に「死者から…

はじめにがおわらない

漱石批判なんぞに手をだしたせいで、参考文献を2本ほど追加するはめになりました。私には「従軍行」も「点頭録」も、高く評価しようがないのですが。