核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『歴史人』2024年5月号 日清・日露戦争 130年目の新解釈(未入手)

 そういえば、今年(2024年)は日清戦争開戦から130年目なのでした。日露戦争開戦からは120年目。

 サイトで雑誌『歴史人』のもくじを見たのですが、陸海軍軍人たちの「活躍」ぶりを中心にした編集で、買うべきかは迷っています。軍人さんたちの活躍ぶりなら、私は当時の新聞雑誌でさんざん読んでいるのです。

 私が知りたいのは、当時の新聞雑誌を読んでもほとんど出てこない、国際政治学、平和学的な観点からの日清戦争日露戦争の問い直しです。日本側の山県有朋が「利益線論」を掲げて朝鮮を「保護」下におきたがっていたことは過去ログでも述べましたが、清国側、ロシア側などの諸外国の政略についても知りたいものです。日清戦争という過ちを繰り返さないために。

磁石の威力だ

 「鋼鉄」だけに、磁石の力で合体する鋼鉄ジーグ

 そこらの超合金ロボとは違います。鋼鉄です。

 私も幼少時にバラバラにしたり、合体したりできるおもちゃを持ってた記憶があります。頭や手足を適当につけかえて遊べたような。

 イタリアでも大人気らしく、2015に、鋼鉄ジーグを下敷きにした現代映画が製作されたとのこと。

『第二次スーパーロボット大戦α』(PS2用ソフト)、始めてしまいました

 私にとっては懐かしの鋼鉄ジーグから、初めて見るブレンパワードまで、20世紀アニメの正義のロボットたちが集って巨悪と戦うシミュレーションゲーム。これ自体がすでにレトロゲームなのですが、あるきっかけで始めてしまいました。

 で、ブレンパワード。のっけからリクレイマーがどうのプレートがどうのと、独自の専門用語がずらずらと出てきて、誰が敵なのかもわかりません。カール・シュミットより難解です。あの不思議ちゃんが主人公でいいのでしょうか。富野氏版エヴァンゲリオンのような第一印象を受けました。鋼鉄ジーグのような大昔のロボットアニメは、OPの歌だけでおおまかな敵味方の物語構造がわかったものですが。卑弥呼じゃなくヒミカ。邪馬台国じゃなく邪魔大王国。全滅、だ~。

 

 

「進歩主義」は進歩しているのだろうか

 本当は、「自称進歩主義ほど進歩しないものはない!」と断言しようとも思ったのですが。

 いい例が、毎年8月になるとマスメディアが繰り返す、太平洋戦争への反省の言説です。2022年も2023年もかわりばえしませんでした。去年はこれこれの課題を達成した、今年は次の課題にとりかかろう、そして来年は戦争がなくなる年にしよう、といった意味での、ほんとうの進歩が見られないのです。

 私はいわゆる進歩主義者ではないので(もちろん保守主義者でもありません。私が明治大正の埋もれた文献を主に扱うのは、現代を変える言葉を探すためです)、階級闘争にもとづく進歩史観なんてものはまったく信じていません。ほんとうの進歩とは、階級なんかではなく、個人たちの孤独な努力によってなされるものです。