核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

わがTRPG遍歴

中学二年生でT&Tのプレイヤーを始めたのがきっかけです。下地として『ソーサリー』4部作や『バルサスの要塞』などのゲームブック体験もありました。 その後、T&Tのプレイヤーとゲームマスターを交代で何度もやりこんだ後、 T&Tに飽き足らなくなっ…

かきあげ

雑事俗事些事になやまされつつも、どうにか論文をかきあげました。 これで当分は、小林秀雄とも縁が切れそうです。とはいっても、単著に再挑戦することになったら、また扱わざるをえないのですが。 必然と偶然と自由の問題については、湯川・小林対談を離れ…

今日中に投稿は無理っぽい

今日はミスがないかのチェックに専念して、明日投稿しようと思います。 字数は、規定の一四〇〇〇字ぎりぎりになりそうです。

D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)の映画化が上映されるそうですが

T&T(トンネルズ&トロールズ)も映画化しないものでしょうか。 ケン・セント・アンドレ氏がメガホン取って。 字幕で登場人物や怪物の現耐久度や現MRが表示されたりして。 クライマックスではもちろん、 これ でも くら えーーー! 「テイク」「ザット…

いけるかっ?

湯川・小林対談の論文は規定枚数を超えてしまい、後は削りと仕上げ作業を残すのみとなりました。偶然とか自由意志とかの問題は、またの機会に回すことになりそうです。今回は諸本の異同を中心に。 とっとと三月中に終わらせて、四月はちょっとだけなまけたい…

湯川秀樹の自由観ー『思考と観測』(アカデメイア・プレス 一九四八)よりー

人間が自由と呼んでいるものは何か。湯川著六一頁より要約しますと、19世紀と20世紀では根本的に違うそうです。 19世紀では物質世界が個別的因果律によって厳格に統制されており、自由は全く主観的な気持としてしか存在し得なかった。しかし20世紀で…

人間のサイズは大だった

また、ちょっとだけT&Tの話に戻ります。 同ルールでは、身長1.5m~3m、あるいは人間~トロールのサイズは「大」 だったことに、ルールブックを読み返して気づきました。これまであちこちで「中」と書いてしまったので、見つけ次第書き直します。 『…

清水孝純「小林秀雄における自由の問題--ベルグソンとの関連において」

『日本近代文学』1974年10月、90~104頁。ネット上で読めました。 湯川秀樹との対談への言及もあったのですが・・・・・・残念ながら、「小林秀雄を批判することは容易ではない」式の、ひたすら小林秀雄およびベルグソンの自由観を讃え絶対化する文章で…

偶然と文学について

TRPGについてもまだまだ書きたいのですが、そろそろ湯川秀樹・小林秀雄対談についての論文に戻らなければならないようです。できれば今月中に仕上げたいので。 今回の論文の眼目ではないのですが、「偶然」をめぐる議論には興味をひかれます。 冒頭の小…

社会思想社、現代教養文庫の思い出

本来は河合栄治郎(当ブログでも何度か扱った自由主義者)の弟子らが戦後に始めた、堅めの人文学出版社だったそうですが。 1980年代に『火吹山の魔法使い』を初めとするゲームブックが大ヒットし、ファンタジーゲームに大きく舵を切ります。そして198…

TRPG関連記事のアクセス数が増えているようです

ありがたいことです。 ただ、私が書く「GM用ツール」や「シナリオ」と称するものは、サイコロで敵や先の展開が決まるものがやたら多いのですが、別にTRPGというのはそうしなければならないものではありません。きっちり自分で考えたシナリオを細部まで…

ついプラトン『パイドン』を読了してしまいました

ソクラテス、マジで刑する五秒前。魂=音楽説とそれへの反論のとこだけ読むつもりだったのですが、勢いにつられて死刑執行場面まで読了しました。やっぱり古代ギリシア人の書いたものはどれも再読に値します。原点に立ち戻れます。 私はケベスよりも頑強なの…

私的死生観補遺

死刑執行直前のソクラテスを描いた、プラトンの対話篇『パイドン』で。 シミアスとケベスという弟子が、魂の不死説を語るソクラテスに、 「魂とは音楽のようなものであって、楽器(肉体)が壊れれば音楽(魂)も消滅するのではないでしょうか?」 と問いかけ…

死生観の大原則

「死者よりも生者を優先する」 それが、私の死生観の大原則です。 死者をして死者を葬らしめよとか、そういう暴論ではありません。 緊急時に死者と生存者を発見した場合、死者を葬るよりも、まず生存者の救助を優先する、その後に死者を葬る。そういう当然の…

『日本文学』10月号特集 〈生〉と〈死〉の文学

私はその前の特集号に投稿する予定なので、この特集にはたぶん関与できませんが、またしても気になる特集です。 正確にいうと、私が今気になっているのは生者と死者、さらに細かくいうと、 「生者は死者をどう遇するべきか?」 なのですが。10月号を楽しみ…

小林秀雄と岡潔の対談も読んでみる

今回の論文に、直接役立つものではありませんが。

加藤典洋『敗戦後論』を読み返してみる

おかげで時間をとられてしまい、今日やる予定だった小林・湯川対談論は進みませんでした。加藤著には不満しか感じないのですが、また後日。

故・大江健三郎語録 その2

日本人民共和国を熱望する大江健三郎 - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com) 大江健三郎『世界の若者たち』「日本の若者たち(3)北小路敏」(1961) - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com) 大江健三郎 …

故・大江健三郎語録

記憶とはあてにならない、美化されがちなものです。死者についてはなおさらです。 現に故・大江健三郎について、反原発・反戦の知識人であったかのように語られ始めています。 反戦については議論の余地があるかもしれませんが、少なくとも一貫した反原発の…

「窶(やつ)す」という漢字をはじめて知りました

意味を検索したら、「目立たないように姿を変える。また、みすぼらしい姿にする」とのことです。

よしっ

今週中に、小林・湯川対談についての論文を終わらせる方針で行きます。 三月末には投稿できるように。 確率論や決定論に踏み込めないのは残念ですが、それは小林秀雄とは無関係な場所でやるということで。

魔王の母が綺麗な着物をたくさん持っている件

ゲーテ作詞、シューベルト作曲の「魔王」(Erlkönig)を、ドイツ語独唱日本語字幕つきのyoutube動画で見てみました。いろいろと発見が。 魔王が子供を誘惑する言葉の中で、 「私の母は綺麗な着物をたくさん持っている」 と言っていますが、魔王に母っている…

読みたい本はいっぱいあったのに

雨なので、つい図書館行きをさぼってしまいました。 『世界』誌は次の機会に読むことにします。

『信長の野望 烈風伝』、ついに制覇

過去ログによると、 『信長の野望 烈風伝』 - 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ (hatenablog.com) 開始したのは2019年。リアル時間で4年もかかってしまいました。 といっても長らく放置していたセーブデータを、論文を1本書き上げたお祝いに…

松元雅和「ウクライナ戦争と平和主義のゆくえ」『世界』( (964) 201-210, 2022-12 読む予定)

『世界』誌は近場の図書館に置いてあったのですが、うかつにも見落としていました。今度行く時は必ず読みます。

より本格的なゲーテ体験

『ヴィルヘルム・マイステルの修業時代』を読んだのは、まさに悩める青春時代まっさかりで、その前半は鮮烈に印象が残っています。特にミニヨン。レモンの花咲く国! 前半はほんと、そのままアニメ映像が浮かんでくるような出来だったんですけどね。 後半、…

幼少時のゲーテ体験2つ

テレビ番組『まんが世界昔ばなし』(再放送だったかも知れません)の「ファウスト」前編。壁のドクロが老ファウストに「おまえもいずれはこうなる~」とか言って、本気で子供を怖がらせにくる作りでした。ゲーテ原作なら後半で救われるはずですが、その後編…

ウルトラマン(超越者)ではなく、ノーマルマン(通常人)による平和

ウルトラマンというのは狭義には、怪獣や宇宙人を倒して地球人を守る架空の巨人ヒーローをさすのですが(「シン・ウルトラマン」や「ウルトラマンデッカー」は未見)、今回の議論では解釈を拡大して、人間ではない超越者を指します。 こうした、〈ウルトラマ…

賭博ねこ

北原白秋について書いた時、どうも詩はわからない、といったことを何度も書いてしまいました。その通りなのですが、好きな詩、琴線に触れる詩もたまにはあります。 山村暮鳥『聖三稜玻璃』中の「囈語」。題名はむずかしそうですが、身近な事物(チューリップ…

また寝過ごした

連投記録が止まってしまいました。 書くべきことはいくらでもあったというのに。 大江健三郎死去とかD&Dとか。