ソクラテス、マジで刑する五秒前。魂＝音楽説とそれへの反論のとこだけ読むつもりだったのですが、勢いにつられて死刑執行場面まで読了しました。やっぱり古代ギリシア人の書いたものはどれも再読に値します。原点に立ち戻れます。
私はケベスよりも頑強なので、ソクラテスの魂不滅説になお反論したくもありますが。生と死について考えさせられました。雑事や小林秀雄論でわずらわされた心を浄化されました。
と思っていい気になっていたら、また夜中に雑事が発生。歳をとると避けられないこととはいえ、生とは面倒なものです。
しかし、雑事から解放される死後の世界はすばらしい、とは私は思いません。他者との関係あってこその生です。わずらわしくとも。生きられるだけ生き、この世を平和にすることに貢献したい、と私は考えております。
