核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

プルードンも読んではみたが

西川長夫が挙げた『連合の原理』ではなかったせいか、国民国家への代案めいたものは何ひとつ見つかりませんでした。『連合の原理』も読まなければならないのかも知れませんが、正直なところ、プルードンのむやみと攻撃的で不快な文体にこれ以上耐える必要が…

サイコロまんじゅう

立方体で、餡でサイコロの目を表現したまんじゅうを発案したのですが、検索したらすでに類似品がありました。まあ、あまり食欲をそそられるアイディアでもないし。

詰めティターンズ

ティターンズという組織自体が最初から詰んでいる、という指摘もありますが。 『ギレンの野望 アクシズの脅威V』というPS2用ゲームで、機動戦士Ζガンダムの敵組織ティターンズを選び、何ターンでエゥーゴを一掃できるか、なんてことに没頭してしまいまし…

怪人二十面相の推理

明智探偵に変装して事務所に潜り込んだ、おなじみ怪人二十面相。ところが無関係の殺人事件に巻き込まれてしまい、しかもこういう時に限って本物の明智探偵はなかなか出てこない。しぶしぶ、とはいえ殺人を憎むことでは明智にも劣らない二十面相は、不慣れな…

結局、古い無政府主義に過ぎないのでは・・・・・・?

幸徳秋水の思想の行き着いた先は、クロポトキンらの無政府主義だったわけですが。 そういう幸徳秋水や大杉栄を、「素晴らしい代案をもっていた」と讃える、西川長夫の国民国家論(実質的には国民国家否定論)なるものも、結局、無政府主義という古い思想を、…

本日は雑事にかまけて

ろくに本も読みませんでした。

幸徳秋水に代案はあったのか?

西川長夫「代案(オルタナティヴ)について」(『戦争の世紀を越えて』)にはこうありました。 ※ 幸徳秋水をはじめ、大逆事件で処刑された人々は代案をもっていました。大杉栄も伊藤野枝も素晴らしい代案をもっていた。しかしそうした人たちの代案は、それ以…

幸徳秋水でも読もうと思ったけれど

大日本帝国に代わる、いかなる代案を持っていたかを主眼に読もうと思ったのですが、雑事に悩まされて今日は無理でした。

西川長夫「代案(オルタナティヴ)について」(『戦争の世紀を越えて』一三八~一四三頁) その3

西川長夫が述べた、代案を出すことを拒否する第二の理由を再掲します。 ※ 第二は、歴史の考え方にかかわってきますが、歴史にはつねに意外性があって、とりわけ現在のような五百年来の大転換期にあっては、未来の予測は困難である。ウォーラーステインはその…

ピーナッツクリームのおいしさに目覚めた

安く買えたので、パンにつけて食べたら止まらなくなって。 最後はパンが先になくなったので、ピーナッツクリームだけ食べてました。

西川長夫「代案(オルタナティヴ)について」(『戦争の世紀を越えて』一三八~一四三頁) その2

第一の論点である、代案は二大政党制に由来するとかいう論の出典が気になって、検索したり図書館で調べたりしたのですが結局みつかりませんでした。 私に言わせれば、代案を要求しているのは二大政党制や国民国家ではなく、現実そのものです。日本国という国…

匂いのある夢

興味深い夢を見たので、国民国家批判批判を一時中断してお送りします。 ある難事件の捜査に参加するテストとして、私(デイブとか呼ばれてました)は、古畑任三郎(故・田村正和が演じていた、テレビドラマの警部補)と、レモン風味の香水のようなにおいを嗅…

西川長夫「代案(オルタナティヴ)について」(『戦争の世紀を越えて』一三八~一四三頁) その1

一日遅れになってしまいすみません。 西川長夫は、「これまで、意図的に代案を出すことを拒否してきたのですが、それには主として三つの理由があります」(上掲書一三八頁)と述べています。以下に、その三つの理由を、少し長くなりますが引用します。 ※ 一…

西川長夫の戦争観

ようやく西川長夫著『戦争の世紀を越えて グローバル化時代の国家・歴史・民族』を入手し、読んだので、少しずつ抜粋と読後感を書いていこうと思います。 私にとっての一番の関心事は、彼が戦争というものをどう考えていたかなのですが、納得のいくものでは…

西川長夫『戦争の世紀を越えて グローバル化時代の国家・歴史・民族』、届きました

冷静になってから感想を書きたいので、また後日。

『戦争の世紀を越えて』、まだ届かず

気長に待ちます。

天ぷらそば

インスタント製品なので、実質的には天ぷらそばというよりたぬきそばですが。 私の好みにはよく合います。寒くなる時期にはありがたい食品です。

越か超か

私が先日注文したのは、西川長夫著、 『戦争の世紀を越えて』 という本なのですが、 『戦争の世紀を超えて』 という題の本も、検索段階で何冊か出てきました。 問題意識は共通しているはずなので、「超えて」の本も読んでいこうと思います。

ウォーラーステインも

西川長夫がたびたび言及するウォーラーステインも、近場の図書館にあることが判明しました。近日中に借りてきます。

西川長夫『戦争の世紀を越えて――グローバル化時代の国家・歴史・民衆』(平凡社 二〇〇二)、注文しました

二十年前の本ではありますが、取り寄せることにしました。あらさがしが目的ではありません。 私はここ十年ほど、戦争廃絶の方法をあれこれ調べ、自分でも考えてきました。 調べて出て来た方法の一つに、従来型国家の解体、そして世界国家の樹立といった方向…

国民国家の罪と称するものは、

たいてい、国民国家以前にも、国民国家以外の組織にもあります。 西川長夫『国民国家論の射程 あるいは〈国民〉という怪物について』の冒頭には、国民国家の諸要素をまとめた、わかりやすい一覧表がふたつついています。 それらのうち多くは、 ・国民国家以…

西川長夫「一九九五年八月の幻影、あるいは「国民」という怪物について」

三十年近くも前の流行を、まじめに批判するのもどうかと思います。どうも「ネタにマジレス」感がいなめません。が、国民国家批判に立脚する論文はいまだに書かれ続けていることもあり、それらへの再批判はなされるべきでしょう。 「国民」を繰り返しおそるべ…

西川長夫『戦争の世紀を越えて――グローバル化時代の国家・歴史・民衆』(平凡社 二〇〇二 入手予定)

これも二〇年前の本ですが、西川長夫で戦争を扱った本であれば、読んでみたくなりました。 ネットで事前に得た情報によれば、西川は意図的に代案を出すことを拒絶してきた理由も述べています。 戦争の世紀を越える方法が、国民国家の廃止をさすのであれば、…

国民国家以前、あるいはウェストファリア条約以前

西川長夫『国民国家論の射程 あるいは〈国民〉という怪物について』所収、「国民国家と異文化交流」(初出一九九七)より。見過ごせない文章を見つけました。 「異文化交流の矛盾は、基本的には国民国家の矛盾に由来する」との見出しつきで。 ※ 近代以前の、…

結局、ラカン本は借りませんでした

今週はとりあえず手持ちの、 西川長夫『国民国家論の射程 あるいは〈国民〉という怪物について』 加藤典洋『敗戦後論』 の二冊を読み込み、国民国家について考えていこうと思います。 ラカンもいずれは学習しなければならないんですけどね。

高層ビル建設工事反対派の夢

建設工事中の高層ビルに、一群の反対派学生が昇ってきます。 鉄骨を引き抜いたり、リベットをはずしたりと実力行使。 作業員たちの何人かは怒りますが、学生たちに同情する者や、傍観する者たちも。 そうしているうちにビルの一部が崩れ、学生や逃げ遅れた作…

次はラカンでも読んでみるかな・・・・・・

図書館の本棚にある『ラカンはこう読め!』という本が前から気になってて。

今日もお休みします。

どうも気分が晴れないので。

西川長夫『国民国家論の射程 あるいは〈国民〉という怪物について』(柏書房 一九九八) その2

日本での、国民国家論(あるいは国民国家批判)の代表的な著書です。 その最後に収録された、「国民国家論から見た「戦後」」に、「人は(略)平和運動を通してさえ、国家に回収される」「人は戦争責任の追及を通してさえ国家に回収される」との、国民国家批…

腑に落ちる文章ふたつと、ためになるまんがひとつー国民国家批判への批判ー

どうもフロイトなんか読んでると、「腑に落ちない」「賛同できない」が口癖になってしまいそうです。気むずかしいやつだと思われないように、私が心から腑に落ち、賛同できる文章を紹介します。 小谷野敦「近代国家の代案 ヴィジョンなき「カルスタ」」(『…