建設工事中の高層ビルに、一群の反対派学生が昇ってきます。
鉄骨を引き抜いたり、リベットをはずしたりと実力行使。
作業員たちの何人かは怒りますが、学生たちに同情する者や、傍観する者たちも。
そうしているうちにビルの一部が崩れ、学生や逃げ遅れた作業員に犠牲者が。しかし学生たちは次々に増え、解体作業を続けます。そろそろ解体に疑問を呈する学生や作業員も出始めるのですが、反対派の指導者に捕まって裁判にかけられ、ビルから突き落とされます。そしてついに致命的な最後の鉄骨がはずされ、すべての人を巻き込んで、ビル全体が崩壊していきます・・・・・・。
フロイトやラカンに分析してもらうまでもないですね。国民国家批判への反論です。
国民国家批判の方々は、自分たちがいるビルを解体して喜んでいることに、そして代案や反対意見を出そうとする者を弾圧していることに、気づいているのでしょうか。