核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

三叉路

宮沢賢治・小川未明・小林秀雄のいずれで論文を書くにしても、手持ちの資料だけでは足りないという結論に達しました。 上京するにはコロナが怖い。福地桜痴本が刊行される十月末あたりまで待つことになりそうです。

ラヴクラフト「宇宙からの色」など

クトゥルフ神話の怪物の中でも、「宇宙からの色」は変り種でして。 青空文庫の「天涯から来たる色」は今訳文が読めないので、うろおぼえの感想ですが、とにかく色だけで質量を持たない宇宙生物です。例によって人間や動物を襲うこともありますが、詳しい生態…

『クトゥルフと帝国』、入手しました

昨日も書いたように、私は昭和前期史が苦手で。「様々なる意匠」と「敗北の文学」が一二位を争う文壇など、見るのもいやなのです。 そんな昭和史も、クトゥルフという糖衣をまぶせば、少しは飲みやすくなるのでは。そこで入手したのが、1920~30年代の…

天皇を中心としない人の国へ

幕末史というのも流血と悲惨に満ちているわけですが、それでも一種の解放感があるのは、もしかしたら日本が、「天皇を中心としない人の国」になれたかもしれない、という可能性を感じるからです。ごく一部の先覚者に限った話ではありますが。 それにひきかえ…

星新一「はんぱもの維新」など

幕臣時代の福地桜痴も私淑し、「立憲幕府制」の推進者とみなしていた小栗忠順(おぐりただまさ)。星新一も興味をもち、「はんぱもの維新」という歴史小説を書いています。小栗がはんぱものだという意味ではなく、小栗の卓越した近代化構想に比べれば、そこ…

「学に虚実があるものか」

幕末の先進的人物といえば横井小楠ですが、うかつにも私は読むのを怠ってきました。「小楠」という号に尊王派めいたものを感じ、反発していたのかも知れません。 なお、「学に虚実があるものか」とは、「実学」を称した小楠に、熊本の保守派が嘲った言葉だそ…

幕末の民主主義者、赤松小三郎の構想が先進的すぎる

幕末の年表を読んでいて、赤松小三郎という人物をはじめて知りました。 以下、ウィキペディアの「赤松小三郎」の項より。 ※ 慶応3年(1867年)5月17日には前福井藩主・松平春嶽に対して「御改正之一二端奉申上候口上書」[1]という建白書を提出した[2][7]。ま…

小林秀雄もう一本

計画中の論文を終えて、なおかつ未見の1943年座談会記録を読んだ上でのことですが、小林秀雄論をもう一本書かねばならない気になってきました。 次回は戦中に限らず、戦前の文壇デビューから戦争礼賛に至る、小林秀雄の文業の再検討をめざします。

宮沢賢治もなあ

私は宮沢賢治の人柄と文学をかなり好きなのですが、それでも、あの自己犠牲で全てを解決しようとするような習癖にはついていけないものを感じます、 自己犠牲だけでは解決しない問題も多々あり(その一つは戦争です)、『烏の北斗七星』は、神風特攻隊的な自…

リコエーションゲームなど。

昨日は更新が間に合わなくてすみません。 今日は空いた時間で、前に紹介しました『維新の嵐 幕末志士伝』など遊んでみました。オリジナルキャラの「机 龍之介」で、高杉晋作と上海に密航したりして。尊王討幕はいつの日か。けっこう実時間(おもにロード時間…

いくらか復調。

物価を調べたくて、福沢諭吉の『福翁自伝』をはじめとして、幕末明治関係の本を何冊か読んでいたら、少し倦怠感がおさまりました。新鮮な情報にふれるのはよいことです。

気分転換に

『クトゥルフ フラグメント』に掲載されていた幕末ルールを読み込んでいるのですが、貨幣単位が複雑で。1両=4分=16朱……とかやってると両替が面倒なので、1両(小判一枚)を基本単位とし、それ未満の金品はすべておまけにしようと思います。まだ見ぬ第…

愚痴ばかりですみません。

このところ心の張りというか、弾力性がうしなわれてきました。 何を読んでも熱中できず、非生産的な日々を過ごしています。

今日もアンニュイ。

憂鬱というほどではありませんが、積極的に動く気も起きません。

倦怠感。

調べものをする気力も、ゲームをする気力さえ出ません。 どうも何らかの外部からの刺激が必要なようです。

タイトルだけは思いつく

TRPGの構想を書き出してみたら、戦国編のシナリオが15編、幕末編が18編になりました。今年中にいくつプレイできるでしょうか。

バラかカラスか

東京都のコロナ発症数が一定値にまで下がったら国会図書館に行って、そろそろ次の課題を決めようと思います。

血糖値やばい。

えらい数値に。こういう時こそやけにならず、健康に気を配りたいものです。

なぜ「どのように戦争を止めるか」を問うのか

与謝野晶子の「君死にたまふこと勿れ」は、単体でなら天皇批判と取れなくもないのですが。 「天皇批判ではないか」と大町桂月に問われた晶子は、それを否認する「ひらきぶみ」の中で、詩の真意をこう答えてしまいます。 「このいくさ勝てと祈り、勝ちて早く…

論文、残念ながら不採用でした。

欠点を直すにしても、このコロナ禍では動きようもなし。 次に書く論文の構想でも練ることにします。「烏の北斗七星」か「野薔薇」か。

ねぼけた。

待ち続けても便りはこず、不毛な一日でした。明日はもう少しがんばります。

米を買う。

不慮の事態に備えて、米10キロを買ってきました。 この歳になると、その程度の仕事でもけっこう疲れるものです。

ヤンガス、のろわれた地下庭園に突入

このダンジョンは今までのとルール自体が違いまして、視点移動不可、オートマッピングなし。どうやら昔のRPGのように、メモ帳に手書きで地図を描きながら進まねばならないようです。

夢幻の宝物庫、制覇。

残る不思議のダンジョンは2つ。そろそろ終わりが見えてきました。

千田洋幸『読むという抗い―小説論の射程』(九月末近刊予定)

たびたび更新を休んですみません。 この千田氏の近刊にも、「戦争と自己犠牲のディスクールー宮沢賢治「烏の北斗七星」」という章があるそうでして。 カラス論は九月末以降まで引き伸ばすことになりそうです。その前に、「自衛戦争は道徳的か?」の答えを、…