私はその前の特集号に投稿する予定なので、この特集にはたぶん関与できませんが、またしても気になる特集です。
正確にいうと、私が今気になっているのは生者と死者、さらに細かくいうと、
「生者は死者をどう遇するべきか?」
なのですが。10月号を楽しみに待ちます。以下、日本文学協会公式サイトより。
※
10月号特集 〈生〉と〈死〉の文学
コロナ禍に加え、ミャンマーでの広範な人権侵害、ロシアによるウクライナ軍事侵攻など、人間の生死に関わる深刻な事態が生じ、終息の時期の見えない状況が続いている。長引く不況のなかで、生きる先の見えない貧困、目標のつかめない進路といった問題も、私たちのごく身近に存在し続けている。明るいとはいえない世界の状況のなかで、本年10月の統一・横断テーマ号では、「〈生〉と〈死〉の文学」というテーマを設けた。文学における〈生〉と〈死〉をめぐる諸問題、たとえば、文学にとって〈死〉とは、〈生〉とは何か、文学は何を描けるのか、また、国語教育・文学教育において〈死〉をどう教えるのか、その何が伝えられるのか、といったさまざまな問題があるだろう。〈生〉と〈死〉が絡まる現状、〈生〉と〈死〉が隣り合わせの宙づり状態を生きる感覚を文学作品の内外において問うような試みもあってよいだろう。幅広く多様な観点から考えてみたい。文学だからこそ語る・うたう・教えることができる〈生〉と〈死〉というものもあるだろう。そうした観点を通して、文学の価値を問い、追究するテーマでもある。積極的なご投稿を期待したい。
記
一、締切 2023年7月15日
一、枚数 35枚(400字詰)以内
※