2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ここ数回はいささか露悪的に、戦争や戦いを扱った一九八〇年代のマイコンゲームに熱中した思い出を書いてきました。 「絶対平和主義を称する者が、戦争ごっこをやるなんて不謹慎だ」 「戦争ゲームばっかりやってると、現実の戦争も区別がつかなくなるのでは…
もう一本、『パソコンおもしろゲーム2』(産報出版 一九八三)収録作のうち、『エリア99』と双璧をなす、PB-100の名作を紹介します。 GOZIRA(パワー99)、MOS URA(80)、RADON(70)の三大怪獣が棲む恐ろしい(東宝さんの…
新谷かおる先生の名作『エリア88』……ではありません。 それを元ネタにした、ポケコンPB-100の、電卓に毛が生えた程度の液晶画面でジェット戦闘機どうしのドッグファイトを再現しようという、無謀なコンセプトのゲームです。 掲載されたのは、『パソ…
雑事は片付きましたが、まだ平和論を書くだけの気力が出ないので雑談を。 私が幼少時から憧れを抱き、観れば絶対好きになると確信しながら、今日までご縁がなかったコンテンツに、『スタートレック』シリーズがあります。 その映画『ファーストコンタクト』…
雑事のうちいくつかは片付きましたが、今日も更新はお休みします。
残りの雑事は全然片付かないままですが、コーヒーがおいしい。
かかえている雑事のうち、比較的軽い一件が解決しました。 とはいえ、更新は相変わらず不定期になるかとは思います。
これから数日、更新がとどこおるかと思います。
ノーベル賞文学者、大江健三郎が、『われらの時代』という小説で書いた典型的な若者の意見を再掲します。私の意見と間違われてはえらいことなので斜体で。 ※ 「日本にすばらしい右翼がうまれたら、おれは入党するぜ、ナチスのような右翼だ」 「ファシスト党…
まず二〇二二年の日付がついた「まえがき」から。 「ロシアがウクライナを侵略したのは、既に自由世界の下の安定と統合が明らかに幻想となった二〇二二年のことだった。国際政治の歴史から見れば、ナチス・ドイツのポーランド侵攻に匹敵する、個別的自衛権の…
藤原帰一著の報告は少し遅れます。
『「正しい戦争」は本当にあるのか』、熟読します。 特に題名の問いに、藤原氏がどう答えているかを。
映画『われらの時代』の、後半のネタバレを含むサイトがありました。 われらの時代(1959) : 作品情報 - 映画.com 「三人は討論の上、侮辱の大元締のはずの総理大臣を襲撃することにした。」んだそうです。原作小説通りの昭和天皇襲撃ではなく。 まあ、営業…
公式サイトがありました。長門裕之主演。 われらの時代 | 映画 | 日活 キャストに見覚えのない名前が何人か加わっているかわりに、昭和天皇役はありません。総理大臣か何かに差し替えられたんだろうなあ。 この作品の人物の中では、名前もついてないけどぶれ…
原作単行本は一九五九(昭和三四)年刊行。帯にはでかでかと、 「ノーベル文学賞受賞 個人の体験と思索の深化が、小説の形で人類の普遍に至る。想像力と祈りの文学」 とあります。この作品で大江がノーベル賞をとったわけではないのですが、新潮社側はそうい…
探していた本とは違いますが、内容を忘れてたので読み返してはみます。 あんまり過剰な期待は持ちませんが、大江が「われら」以外の人物、さしずめ「われらの時代と彼または彼女」をどう描いているかを念頭に置いて読み返してみます。もちろん、「彼」には、…
「自衛戦争は正戦(正しい戦争)か」を問うのも大事ですが、その前に、「正しい戦争」は本当にあるのか、にまでさかのぼる必要もあると思います。 松元雅和『平和主義とは何か』では、 「議論を進めるために、真性の侵略に対する真性の自衛のための戦争は正…
松元雅和『平和主義とは何か』(中公新書 二〇一三)の、「自衛戦争は正戦か」の章(一一一頁)の少し前に、「国内類推」(こくないるいすい)という用語の説明があります。 国際社会における国家は、国内社会における個人と同じように、権利の保持者である…
前回に引き続き、一九八〇年代の懐かしアニソンを語ります。 今回のは自衛戦争否定論とか、安全保障のジレンマとは関係なく、動物忍者忍豚のキャラソングです。 確か同時期に他局で『忍者ハットリくん』を放映しており、そこでも丸っこい忍犬の獅子丸が人気…
先ほどはリンクを貼ろうとして失敗し、変なフォントになったことをお詫びします。 安全保障のジレンマとその克服をわかりやすく描いた動画がないかと考えたら、懐かしめのが見つかりました。 直リンクはしませんが、忍びの者高校を舞台にしたラブコメ『さす…
CiNiiという論文検索サイトで「菅原健史」を検索すると、博士論文を含む三本が無料電子化されています。そのうち、自衛戦争否定論という、今現在の当ブログの問題に一番近いのは、武者小路実篤『ある青年の夢』論でしょうか。A国が自衛のために準備し…
日本文学協会公式サイトより。 ※ 9月号特集 詩と言語 日本近現代詩の書き手たちは、ほぼ例外なく言語と格闘してきた。もちろん、文芸一般が言語を前提とした表現形態である以上、詩人だけでなく、どんな文学者も言語と少なからず関わりを持っている。しかし…
風邪はもうよくなりましたが、自衛戦争否定論がなかなかみつからなくて。 また過去ログから再掲します。ご容赦ください。 六四三年(皇極天皇の二年)、一一月一日。蘇我入鹿(そがのいるか。蘇我馬子の孫)が政敵、山背大兄王(やましろのおおえのみこ。聖…
自衛戦争否定論というと、 「黙って敵に殺されろというのか?」 という反論が当然、出てくると思います。 相手を殺してでも自分は生き延びたい、というのは人類の大多数に共通で、高度に悟った宗教家でもない限り、殺すより殺されることを選ぶのは困難です。…
病気からの治りかけというのは、気分が高揚するものです。 次は投稿論文ではなく、単著『戦争の止め方』の完成、そしてできれば刊行に向けて動きだすつもりです。
久しぶりに単著(予定)の『戦争の止め方』の原稿を読み返しながら、風邪薬が効いてくるのを待ちます。
体の虚脱感は取れましたが、咳が止まらなくて。今日もお休みします。
平和学の本でも読みながら、自衛戦争否定論の系譜をたどってみることにします。
参りました。体に力が入りません。 頭も働きません。更新はもう少しお待ちください。
どうもここ数日、徹夜でむずかしい本を読み続けたのがよくなかったようです。 熱はありませんが、喉がかれてろくに声が出ません。 自衛戦争否定論が盛り上がってきたところで申し訳ないのですが、今日の更新はお休みします。