核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「先に敵が攻めてきたらどうするのか?」

題名に五字足して、「文学はどうすれば戦争を止められるか」にしました。 「どうすれば」、つまり戦術戦略への注目です。 「戦争反対!」と叫ぶだけでは戦争は止まらない、とはよくいわれることです。 「こっちが戦争反対でも、先に敵が攻めてきたらどうする…

今日は進みませんでした

固い岩盤につきあたったかのように。

書ける進める

勢いがついて来て、一気に序論を清書しました。まだまだ書けそうです。 題名がいまだにふらついているのですが、 「文学は戦争を止められるか」 でいこうと思います。

書けない進まない

探し物の一つは出てきましたが、執筆は進みませんでした。

今日のTRPGは快調でした

明日はまじめになって、研究と探し物に専念しようと思います。

チルダ~

日本語での公式なアイロニー・マークは存在せず、私は非公式に「~~」を用いると宣言したばかりなのですが。 チルダ、「~」という記号が使われる例もあると知りました。 ~じゃなく~。 「チルダ」と打ち込んで、何度か変換すると出てきます。 魅力的な案で…

アイロニーであることを示す符号が欲しい、と思ったら

私は以前から、気に入らない小説や論を「ありがた~いお話」という具合に、長母音「ー」の代わりに「~」を用いることで、軽い皮肉を示す個人的な符号にしてきました。 しかし、これだと皮肉だと通じない人も出るでしょうし(念のため書きますが、私はアウグ…

『美食探偵』は良質なミステリーです。が

ユーモアもあるし、明治通向けの小ネタも豊富だし、もちろん美食要素もあります。 では私がなんで物足りなさを感じているのかというと、村井弦斎ならではの要素が不足しているように思われるのです。 作者火坂雅志よりも、編集サイドの問題かも知れません。…

村井弦斎『小松嶋』再読

『美食探偵』読んでたら弦斎熱が再燃しまして、勢いにまかせて弦斎最後の小説『小松嶋』も再読してみました。 いかにも「明治大正を生きた女の波乱の一代記」的に始まるのですが、後半になるにつれて「人体波動」だの「木食」だのといった弦斎晩年の関心事が…

火坂雅志『美食探偵』(講談社文庫 二〇〇三)

村井弦斎を主人公とする推理小説集。先ほど届きました。 感想は後ほど。

はさみ買ってきました

前のがそろそろ切れ味が悪くなったのと、今後手動カット&ペーストの作業が増えそうなのを見越して。いつまで持つでしょうか。

少しは遊ぼう

『クトゥルフ・コデックス』というTRPG本に、旧石器時代人になりきってプレイするというシステムがありました。心ひかれるルールです。 そのアイディアを取り入れて、縄文時代T&Tなんかできないかと、ちらっと邪念がきざしました。まずは食料の保存手…

今日は論文書くぞ

資料もそろい、時間もとれそうです。 6月中、できれば今週中にでも「戦争と文学」論を書き上げたいものです。

中井英夫「美味迫真」(『人外境通信』収録、後『とらんぷ譚』収録)中の『食道楽』評

54のミステリー短編(一部SFあり)をトランプに見立てた作品集の一編。 ブリア・サヴァランの『美味礼賛』と、「日本では明治末年の『食道楽』―村井弦斎の名著のおかげで、近代の美味学(ガストロノミー)は確立した」との文があります。 後段では、グル…

ファンファン大佐

私は十代には斉藤由貴さん、二十代には中谷美紀さんというアイドル歌手のファンでした。今やすっかり大女優のおふたりですが、私は歌が好きだったのです。 そのおふたりの意外な共通点。『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルのファンだったというのです…

カマンベール道楽

カマンベールチーズの小箱を買ってきて、パンやコーヒーと一緒に食べたらすぐなくなってしまいました。いけました。300円ぐらいしたのでひんぱんには無理ですが、たまには珍しいチーズもいいものです。

いろいろありまして

本日の更新はお休みします。

ちょうど「マスグレーヴ家の儀式」を読み返してたとこでした

あの、日本のバリツで生還した名探偵のシリーズが、ブラッドベリの本といっしょの段ボール箱からどかどかと出てきたとこでして。 貴族の屋敷に伝わる、何やら暗号めいた言い伝えをめぐって、名探偵と悪人が宝さがし競争をする話。お宝のとんでもなさ加減とか…

蒋 倩 「反戦作品が被害者文学と見なされる原因について : 壷井栄の『二十四の瞳』を中心に 」(読む予定)

読む予定。書誌情報は以下の通り。 『アジア言語文化研究 = 亚洲语言文化研究 = Asian language and culture research』 / 東方学術研究センター, アジア言語文化研究会 編 (2) 338-351, 2020-07 「被害者文学」という語に、私と共通する問題意識を感じまし…

レイ・ブラッドベリ「木製の道具」(小笠原豊樹訳 『とうに夜半を過ぎて』集英社文庫 一九八二)

核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログにふさわしい小説紹介、いってみます。 ※ 「平和に暮らしたいです。なぜか一晩のあいだに世界中の銃砲類が一つ残らず錆(さ)びつき、細菌爆弾の細菌が死に絶え、戦車が突然タールの穴と化した道路で有史前の怪物の…

「出来ますとも」

村井弦斎という小説家の生きざまを、凝縮したような一言です。以前紹介した、 「想像は時あつて事実の讖(しん)となる」 よりもわかりやすい言葉です。 料理小説『食道楽』の、料理の相談を受けた時のお登和嬢のセリフ。ほかに、 「ありますとも」や 「どん…

アーステルワールドの創造者、伊嵯岐龍氏のこと

ハイパートンネルズ&トロールズの背景世界、アーステルワールドの記述は、「伊嵯岐 龍」という方が著者となっています。読み方さえわからなかったので検索したところ、⒉件ヒットしました。 1、冒険企画局のX。「いさき りょう」と読むらしいこと。 2、『…

井上 泰至(著) / 金 時徳(著)『秀吉の対外戦争:変容する語りとイメージ 前近代日朝の言説空間』(笠間書院 二〇一一 読む予定)

もいっちょ弦斎情報。今日は豊作です。昨日までなまけてただけかも知れませんが。 『秀吉の対外戦争』という、書名だけでは弦斎が出てくるとは思えない本の、10章にありました。笠間書院公式サイトの同書もくじより。 ※ 10●重ね合わされていく戦争のイメー…

中井英夫『とらんぷ譚』「人外境通信」より「美味迫真」(読む予定)

4章52編+2編の幻想短編小説をトランプに見立てた、ゴージャスな雰囲気の漂う『とらんぷ譚』。 その一編、「美味迫真」に、確か村井弦斎『食道楽』の書名が出てきました。 「どんなにか美味しゅうございましょう」という、お登和嬢のセリフが引用されて…

『毎日新聞』に村井弦斎のアイスコーヒー記事が

Yahooニュースからの孫引きですが。 『毎日新聞』の6月7日記事、「「レイコー」は関西でも絶滅寸前に 「冷たいコーヒー」の呼び方は?」という記事があり、以下の記述があったそうです。 ※ 愛好家が結成した日本コーヒー文化学会(神戸市)によると、…

人間ドローン

無人航空機ドローンの語源は、雄の蜂、またはその羽音に由来するんだそうです。 私はてっきりホメロス『イリアス』に登場する、トロイア軍の偵察者ドローン(長音なし表記だとドロン)が由来だと思いましたが違いました。以下、ウィキペディアの同項より。 ※…

『ウォーロック』(社会思想社 三四号) スペースT&T

前々回、トンネルズ&トロールズ(T&T)はSFに向かない、なんて書いてしまいましたが、実はT&TをSFに応用するルールはすでに存在しました。 私の手元にあるのは大昔にとったコピーなので、発行年月日は不明ですが、おそらくは1980年代末と思わ…

『ウォーロック』(社会思想社 一九九一年八月(五六号)) 特集『アーステルワールド』

国会図書館でも欠号のこの五六号、先ごろ入手しました。 一九九一年に刊行されたものの、人気が「いまひとつ」だったというハイパートンネルズ&トロールズ(HT&T)のてこ入れ企画。それが、一本の大河と、それを取り巻く十二の地域からなるアーステルワ…

西部の相撃ちガンマン

今回の記事は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳:安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ&トロールズ完全版』への言及を含みます。 (C)Group SNE 「トンネルズ&トロールズ完全版」 私が、トンネルズ&トロールズ(T&T)というTRPGにほれ込…

トンネルズ&トロールズ歴史絵巻2024

本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳:安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ&トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ&トロールズ完全版」 T&Tは自由度の高いTRPGで、キャラクターを西部開拓時代や未来宇…