国会図書館でも欠号のこの五六号、先ごろ入手しました。
一九九一年に刊行されたものの、人気が「いまひとつ」だったというハイパートンネルズ&トロールズ(HT&T)のてこ入れ企画。それが、一本の大河と、それを取り巻く十二の地域からなるアーステルワールドです。「伊嵯岐 龍」氏著。
スキャナー故障中につき画像は添付できませんが、大体こんな感じです。
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海
レクサール
ファルム ティルダーシィ
カレンハーム
カルツ
マーベルンド 西ヴァルハイン
キレンディーリ 東ヴァルハイン
ラカルス
スオラミナ
南方諸王国連合
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各地域の特徴は。
・レクサール 海の神オルフォスを祀(まつ)る貿易都市。
・ファルム 料理、特にお菓子作りの国。新月の晩は外出禁止。
・ティルダーシィ 草原。遊牧民が住む。
・西ヴァルハイン ドルイドが住む聖域の森。
・東ヴァルハイン エルフが住む白光の森。
・カレンハーム 評議会が治める商人の都市。
・カルツ カルツ公国。ワインと温泉の地。
・マーベルンド 鉱脈と巡礼者の地。城が売りに出ている。
・ラカルス 辺境の山岳地帯。神帝国時代の宮廷があったという。
・スオラミナ 蒼嶺(そうれい)を崇める山岳信仰の地。
・キレンディーリ 神に捧げられた都市。教皇の直轄領。
・南方諸王国連合 チャリオット・レースで有名。
港町レクサールのさらに北の海には、日本の本州ほどの大きさの、八つの国からなるグラフル・イム島があるそうです。
レクサールの吟遊詩人に伝わる歌が、見開き楽譜つきで載ってたりと、凝るところは凝ってます。残念ながらアーステルワールドがこれ以上展開することはなかったのですが、あだ花で終わらせるのも惜しいと思い、再利用を考えているところです。