核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『ウォーロック』(社会思想社 一九九一年八月(五六号)) 特集『アーステルワールド』

 国会図書館でも欠号のこの五六号、先ごろ入手しました。

 一九九一年に刊行されたものの、人気が「いまひとつ」だったというハイパートンネルズ&トロールズ(HT&T)のてこ入れ企画。それが、一本の大河と、それを取り巻く十二の地域からなるアーステルワールドです。「伊嵯岐 龍」氏著。

 スキャナー故障中につき画像は添付できませんが、大体こんな感じです。

 

   ※

         海

         レクサール

 ファルム            ティルダーシィ

         カレンハーム

                 カルツ

         マーベルンド  西ヴァルハイン

 キレンディーリ         東ヴァルハイン

         ラカルス

                 スオラミナ

                 南方諸王国連合

    ※

 

 各地域の特徴は。

・レクサール 海の神オルフォスを祀(まつ)る貿易都市。

・ファルム 料理、特にお菓子作りの国。新月の晩は外出禁止。

・ティルダーシィ 草原。遊牧民が住む。

・西ヴァルハイン ドルイドが住む聖域の森。

・東ヴァルハイン エルフが住む白光の森。

・カレンハーム 評議会が治める商人の都市。

・カルツ カルツ公国。ワインと温泉の地。

・マーベルンド 鉱脈と巡礼者の地。城が売りに出ている。

・ラカルス 辺境の山岳地帯。神帝国時代の宮廷があったという。

・スオラミナ 蒼嶺(そうれい)を崇める山岳信仰の地。

・キレンディーリ 神に捧げられた都市。教皇の直轄領。

・南方諸王国連合 チャリオット・レースで有名。

 

 港町レクサールのさらに北の海には、日本の本州ほどの大きさの、八つの国からなるグラフル・イム島があるそうです。

 レクサールの吟遊詩人に伝わる歌が、見開き楽譜つきで載ってたりと、凝るところは凝ってます。残念ながらアーステルワールドがこれ以上展開することはなかったのですが、あだ花で終わらせるのも惜しいと思い、再利用を考えているところです。