2024-06-11 中井英夫『とらんぷ譚』「人外境通信」より「美味迫真」(読む予定) 4章52編+2編の幻想短編小説をトランプに見立てた、ゴージャスな雰囲気の漂う『とらんぷ譚』。 その一編、「美味迫真」に、確か村井弦斎『食道楽』の書名が出てきました。 「どんなにか美味しゅうございましょう」という、お登和嬢のセリフが引用されていたのは覚えています。何の料理かは秘密。 国会図書館まで行けばデジタルで読めるのですが、いっそ買うのもありかなと思っています。弦斎の健康的な作風とは全然違いますが、中井英夫みたいなのも好きなのです。