核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

インクが目詰まり

今度はプリンタに支障が生じました。 幸い、今すぐ印刷すべき書類はありませんが、研究とTRPGに多少の障害が出そうです。

プロップの31の機能説と、それへの異説

プロップがロシアの昔話から分析したという、31の機能。 創作入門の本にはよく出てきます。私は近藤功司『それでもRPGが好き!』で読みました。以下、西田谷洋『学びのエクササイズ 文学理論』三六頁より、改行を補って孫引きします。 1家族の一人が家…

『セヴンティーン』は出てこなかった

『政治少年死す』の前編、『セヴンティーン』は文庫本に収録された版を持っていたはずなのですが、見当たりませんでした。まあいいか。

政治少年復活

文学理論のコピーを探していたら、大江健三郎『政治少年死す』が出てきました。 だいぶ前に掲載誌から複写したのを忘れていたのです。 今では活字化され、さして珍しい資料でもないので、物語論を考える材料にでもしようかと思います。行為者である政治少年…

もう一冊注文してしまった。

ロラン・バルト『物語の構造分析』もぽちってしまいました。 そんなん、院生時代に読んどけよって話ですが。 学習意欲が高まった今こそ、私にとっては読むべき時のようです。

一冊注文したばかりだというのに

今度はバルト『物語の構造分析』も読みたくなってしまいました。 もちろん、デジタルコレクションでも国会図書館館内限定でした。 橋本著をじっくりと読み込み、自分の抱えている問題を明らかにしてから、バルトに挑もうと思います。

橋本陽介『物語論 基礎と応用』、注文しました

村井弦斎の『小猫』をどうにも読み進められないので、近年の理論書を先に読むことにしました。 どうも最近スランプ気味といいますか、文章(小説も論文も)を読む能力が低下しているようなのです。少し初心に戻って勉強しなおすことにします。

構造主義はこじつけ主義?

ブレモンの本を読んだぐらいで言うのも早計かも知れませんが。 どうも既成の物語論とか、構造主義を信用できないのです。こじつけに思えて。 もっと勉強する必要があるのでしょう。いまだに『小猫』も読み終えていないのですが、先に理論書が欲しくなりまし…

雑事大発生

今日もお休みします。

不手際。

必要な本や資料を探すのに手間取って、本日やるべき作業を怠ってしまいました。

物語のタイプと、人間の行動形式

前々回はつい、物語内の自由が物語間の平和に、ひいては世界平和につながるとか、大風呂敷を広げてしまいました。 「ブレモンが論じてるのは架空の物語の構造であって、現実世界の平和とかとは関係ないんじゃないか?」 という疑問も生じましたが、そうでも…

ウラジミール・プロップ『昔話の形態学』(読む予定)

批判するからにはプロップも読まねばと思い、デジコレで検索したのですが、残念ながら国会図書館館内閲覧限定でした。

物語内の自由、物語間の平和

ここ数日扱ってきたブレモンらの物語論と、当ブログのテーマである世界平和との関係について、思うところを述べてみます。 構造主義の祖というべきプロップのロシア魔法昔話分析というのは、 ・主人公の旅立ち ・敵対者との闘いと勝利 ・主人公の結婚と即位 …

クロード・ブレモン著 阪上脩訳『物語のメッセージ』(審美社 一九七五) その1

物語の分れ道という用語が出てきました。まだ読み途中ですが、幸先はよさそうです。 ウラジミール・プロップの有名なロシア民話分析が、つねに物語を一本道で分析してしまうことに対して、ブレモンは「物語の分れ道」を提示します。主人公が悪者に負けたり、…

クロード・ブレモン『物語のメッセージ』(読む予定)

国会図書館デジタルコレクションで、「ブレモン」「物語」と検索したら、上掲書が送信サービスで読めると判明しました。ただで読もうなんてこの無礼もん!とかいうおやじギャグが出る年頃になるまで、読んでなかったというのも問題ですが。

やきもき物語論の構想

村井弦斎という小説家は、明治の新聞紙上では不動の人気を得ているのに、なぜか単行本の書評では非常に評価が低いのです。文壇の派閥に属していなかったからとか、当時流行の自然主義文学に反対していたからという理由もあるでしょうが、今回は弦斎の新聞小…

将棋は2勝2敗

TRPGの時間もとれ、リフレッシュできた一日でした。 「物語素」だか「レパートリイ」だかについてふっと思いついたこともあるのですが、同じようなことを考えている人もいそうなので、手持ちの理論書を読み返してから書くことにします。車輪の再発明にな…

スティーブ・ジャクソン著 安田均監修 佐脇洋平とグループSNE編訳『汎用RPGルールブック ガープス・ベーシック』(角川スニーカー・G文庫 一九九二)

実はこの『ガープス』というTRPG、実際にプレイしたことは一度もないのですが、ルールブックだけは昔から座右に置いて愛読しています。 「汎用RPG」とあるように、王道ファンタジーからコメディ、妖怪もの、SF、サイバーパンク、マーシャルアーツ(…

TRPG道楽

嫌いな小説や、読んで同意できない論文はいくつも思い当たりますし、詩にいたっては好きな詩のほうが圧倒的に少ないぐらいですが。 困ったことに、TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)関係の本では、嫌いな本とか、読んで損した気分になっ…

本日はお休みします

やるべきことは多いのにむやみと眠く、はかどりませんでした。

栗原貞子『核時代を生きる』(一九八二 読む予定)

例によってデジコレで検索したところ、やはり国会図書館に行かなければ読めませんでした。近日中に上京の計画を立てるつもりでいます。私事を片付けてから。

『社会文学』第60号 特集 大江健三郎 より

同誌収録の論文、北山敏秀「大江健三郎研究史・緒言―荒正人、倉橋由美子、栗原貞子、あるいは川満信一に導かれて」に、大江健三郎『核時代の想像力』(一九七〇年)から以下の文章が引用されていました。 ※ 核開発は必要だということについてぼくはまったく…

レイブルック『選挙制を疑う』(読む予定)

前にも、読む予定として名を挙げた本ですが、また気になっています。 トランプ氏の大統領当選といい自民党政権といい、選挙は本当に民意を反映しているのかと疑問に思うこの頃。だからといってくじ引き民主主義には賛同できませんが。

まあ満足できた一日

『社会文学』の大江健三郎特集を読み返し、TRPG(D&D)ではプレイヤーさんに面白かったと喜ばれ、将棋は1勝2敗。『小猫』はまだ読み終わりません。

あれこれ考えた一日でしたが

文章にまとめるには至らなかったので、今日の更新はお休みします。すみません。

里見弴が見た村井弦斎

これは私の発見ではなく、去る九月の村井弦斎まつりで、冨安廣次氏(豊橋村井弦斎研究会楽水 監事)からうかがった話題です。 村井弦斎著・村井米子編『定本 食道楽 下(秋の巻・冬の巻)』(新人物往来社 一九七八(昭和五三)年)の、村井米子(弦斎の長女…

本日も進展なし

今日も雑事に追われ、いらいらしているうちに一日が過ぎてしまいました。

今日も読み終わりそうにない

『小猫』を読み終えるまでは、新しい本は買わない方針でがんばります。

村井弦斎『小猫』、ようやく上巻を読み終えました

デジコレのコマ番号でいうと、126/259。ここで『小猫 上巻』が終わりました。 つまりまだ半分なわけで、今日中に読み終えるのは無理そうです。すみません。 田舎出の純朴な少年の目を通して、東京の大人の社会の奇妙さを描く趣向なのですが、どうも成…

明日こそは、村井弦斎『小猫』、読破します

スラヴォイ・ジジェク氏の論文も見付かったので(『カール・シュミットの挑戦』収録)、そちらもいずれは取り組まなければならないのですが。 とりあえずは前から読みかけている『小猫』を読み終えることにします。平和主義を退嬰的なものとみなす思想が、ど…