核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

特定左派の押し付け平和主義

 一昨日頂いたコメントには、

 

 「特定左派の押し付け平和主義というか平和ファシズムみたいなものに嫌悪感が湧きます」

 

 ともありました。これにも同感です。

 なぜ特定左派(はっきりと名指すとマルクス主義)による平和主義が、ああもワンパターンで退屈で非生産的な、全体主義を連想させるものになってしまうのかというと。

 マルクス主義の平和主義というのは実は二枚舌で、アメリカや日本の軍事拡張には猛反対するくせに、ソ連(現在のロシア)や中国や北朝鮮の軍事拡張には沈黙するか、ひどい場合には「いかにも美しく感動的」などと言って美化するありさまでした。

 マルクス主義の核心にある教義は暴力革命であり、本来平和主義とは結びつきようがないのですが、戦後日本の自称文化人たちは表向きに憲法九条を掲げながら、裏では暴力的な学生運動を声援するような態度をとってきました。まともな人が嫌悪感を抱くのももっともです。

 もちろん、問題があるのは左派の平和主義だけではありません。かつて霊感商法やあくどい勧誘で悪名高かった統一教会も、近年では世界平和統一家庭連合と自称して、政界に食い込んでいるようです。

 私としては、左右どちらの押し付け平和主義とも無縁な、中道の絶対平和主義者でありたいと願っています。