核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

バチルス

 感染症と文学についてあれこれ考えていたら、バチルスという言葉に思い当たりました。ウイルスと似た語感ですが別物で細菌の一種、転じて、

 

 「社会党だの、無政府党だのと云ふバチルス」

 

 なんて具合に使われます(木下尚江『火の柱』より。悪役側のセリフ)。

 これ以外にも何度か明治文学で見かけた記憶があります。疫病のように感染し害をなすものというニュアンスで。

 文学をバチルスにたとえた症例(?)があったらおもしろかったのですが、ちょっと見つかりませんでした。