2021-06-28 バチルス 感染症と文学についてあれこれ考えていたら、バチルスという言葉に思い当たりました。ウイルスと似た語感ですが別物で細菌の一種、転じて、 「社会党だの、無政府党だのと云ふバチルス」 なんて具合に使われます(木下尚江『火の柱』より。悪役側のセリフ)。 これ以外にも何度か明治文学で見かけた記憶があります。疫病のように感染し害をなすものというニュアンスで。 文学をバチルスにたとえた症例(?)があったらおもしろかったのですが、ちょっと見つかりませんでした。