核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

非暴力型抑止力の展望

 非暴力型抑止力が実現するとしたら、それはいかなる形をとるか。展望とも妄想ともつかないよた話を。
 私の見込みでは、どうもハードウェアよりソフトウェアのほうに期待が持てそうです、ガンダムミノフスキー粒子のような、長距離ミサイルを無力化する発明というのも面白いかもしれませんが、どうもそうした種類の発明は、また別の兵器体系を生み出す結果に終わりそうな気がするのです。まさにミノフスキー粒子の普及がガンダムをはじめとするモビルスーツの開発につながったように。
 で、ソフトウェア。人類レベルの意識変革。攻撃をちらつかせる者たちに対して反撃で応じるのではなく、かといって無抵抗ではもちろんなく、相手の攻撃力だけを無力化する技術体系。
 私が念頭においているのは合気道です。攻撃・反撃ではなく受け流しを目的とする武術。そうしたものを国家・人類レベルに拡大し、政治的合気道ジーン・シャープの「政治的柔術」概念からの連想)といったものを確立できないか。そうした方向を考えています。