多方面にわたる山本弘氏の仕事の中でも、かなり初期の忘れがたいゲームブックを一本。
「野生の少女や恐竜、黄金のジェット機が登場する秘境冒険物」と、ウィキペディアの記事にありました。後のトンデモ本シリーズの造詣にも通じるような、恐竜が実在する地から、少女と共に脱出する短編ゲームブックです。
結末が凝ってて、恐竜がいた証拠(ビデオ映像とか)を文明世界に持ち帰らないと、トンデモさん呼ばわりされて不遇の人になってしまう仕掛けになっていました。
これ書きながら、むかしテレビの洋画劇場で観た『極底探検船ポーラーボーラ』という1977年の恐竜映画を思い出し、それも検索してみました。ストーリーは全然違うのですが、これも現代人が恐竜のいる世界に赴き、立ち向かう話です。こういう雰囲気の物語には、血を沸かせる何かがあるようです。