核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「自爆で天国なんてウソ」

「自爆で天国」なんてウソ…パキスタン元過激派

読売新聞 9月6日(火)17時33分配信
 
 うちは読売新聞をとってないので、YAHOOニュースからの転載です。今度図書館で確認しておきます。
 
 「生徒はイスラム武装勢力パキスタンタリバン運動」(TTP)の元メンバーが主体だ。重罪者を除き、「更生可能」とされた若者らを対象に、計12週間で社会復帰させることを目指している。
 生徒の一人、シャキール・アフマドさん(19)は08年12月、TTPから同州の宗教施設に送り込まれた。学生だったが、友人の誘いでTTPの訓練に参加するようになり、ロケット砲や手投げ弾の使い方をたたき込まれた。TTPや自爆犯をたたえるビデオを連日のように見せられていたという。
 当日は宗教施設で大量の爆薬を身につけ、あとは左手の発火ボタンを押すばかりだった。
 「ふと我に返ったんです。見渡すと、無実の人ばかりだと……。ボタンを押すのを思いとどまりました」
 警察に逮捕されたアフマドさんは、今年7月から更生施設で170人の仲間と泊まり込みの集団生活を送る。「『自爆したら天国に行ける』など、TTPで教わったことはウソばかり。ここでは本当のことが学べる。もっと勉強したい」と穏やかな口調で語った」
 
 ・・・何がアフマド氏に自爆テロを思いとどまらせたのか。くわしく知りたいところです。お金と語学力があれば直撃インタビューに行きたいぐらいです。テレビでも雑誌でもいいから取り上げてくれないでしょうか。
 厚生施設のプログラムは、「パソコンのキーボードの操作・アイロンの使い方など家庭電化製品に関する授業・心理学者らによるカウンセリング・地元で盛んな養蜂に関する職業訓練教育」などだそうです。「本当のこと」かどうかは別として(心理学者っーのがラカン派だったら嫌だな)、「これまでの信条を捨てても生きていける」という希望を持たせるのは大事だと思います。
 日本も他人事ではありません。「自爆すれば靖国の英霊(笑)になれる」という愚にもつかない狂信は、今でも根絶されてはいないのですから。