核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

江戸時代に出版されたアメリカ建国の歴史の内容が超展開すぐるwww(仮名垣魯文「童絵解万国噺」)

 2chまとめサイトの一つ、哲学ニュース様より。あの『安愚楽鍋』の作者仮名垣魯文が、1861(文久元年)に刊行した、「ファンタジー全開で凄い事になってるんだわ」(同スレ1より)なアメリカ建国物語です。
 
 
 いすはにやを出発したころん(画像では「閣龍」とあて字。以下の人物もあて字)の新世界到達に始まり、ワシントンの異常な出生と双頭の怪物退治、山賊退治とフランクリンとの出会い、アダムスの大蛇退治、彼ら豪傑たちがびるぎにあの地に集結するまでが書かれています。
 要は『水滸伝』や『八犬伝』の書式なのですが、歌川芳虎(歌川国芳 門弟)の画力と、有無を言わせぬ筆力に圧倒されました。1様乙。仮名垣魯文がこんな仕事をしていたとは知りませんでした。