核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2018-04-07から1日間の記事一覧

アリストパネス『蜂』(紀元前四二二年 『ギリシア喜劇全集2』岩波書店 二〇〇八)

社会派。問題作。反戦だけにとどまらないアリストパネスの底力を見ました。 すっぽりと網で包まれた家が舞台。裁判道楽の老人ピロクレオーン(以下、長音あり表記で)が事あるごとに裁判に出たがるので、息子ブデリュクレオーンが閉じ込めたわけです。以下、…