核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2021-04-03から1日間の記事一覧

『白秋全集31 歌謡集3』(岩波書店 一九八七)

定価は5000円 図書館で借りた 厚さはどんと 5.5cm 重いぞ重さ 1.3キロ 北原 北原 白秋~全集~♪ ちょっと文体模写してみました。北原白秋の歌詞というのは実に単調で、簡単に模倣量産できるAIがつくれそうです。 特に終わりの「〇× 〇× われらの…

戦争とは、「戦い」ではなく、「戦わせ」であること

大事なことなので何回も書きます。戦争とは、安全な場所で利益を得る者が、利益を得られるわけでもない兵士や民間人を殺人や死においやる営為であり、それゆえに不正であると。反戦論者は戦争の悲惨さを訴えると同時に、戦争の不正を訴えねばならないと。 利…

大塚楠緒子「進撃の歌」(『太陽』一九〇四(明治三七)年六月) その2

女性文学者である大塚楠緒子が、日露戦争中に「日本男児ぞ嗚呼我は」で終わる「進撃の歌」を発表した理由は何か。もう少し書き続けます。 愛国心、とは言わせません。最前線にいる陸海軍の兵士たちが、総合月刊誌『太陽』を読む余裕などないことぐらいはわか…