核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-08-02から1日間の記事一覧

水川隆夫『夏目漱石と戦争』平凡社 2010) その3

同書二二八頁。漱石書簡より。要全集確認。 ※ はじめ漱石は、ヨーロッパの戦争をあまり重大視していなかったようです。彼は、八月二十五日付の鬼村元成宛の手紙に、 戦争が始まりました。たまにはあんな事も経験のため好からうと思ひます。欧州の ものどもは…

水川隆夫『夏目漱石と戦争』平凡社 2010) その2

同書二六六頁より。 ※ 第一次世界大戦が長期戦の様相を呈しはじめた頃、橋口貢に宛てた手紙に「戦争は悲惨です」と書き送っています。これが漱石の到達した戦争認識でした。 ※ 週末にでも、図書館の漱石全集で見直してみます。

水川隆夫『夏目漱石と戦争』平凡社 2010) その1

注文していた本が届きました。 現在執筆中の単著では、漱石で一章を立てる予定はありません。 が、「はじめに」の一節で、どうしても漱石(の戦争賛美詩)にふれざるを得なくなり、参考文献として水川著を購入したわけです。感想は明日にでも、執筆と並行し…