核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-12-26から1日間の記事一覧

108も3も3で割れる

研究の合間に、『水滸伝』や『三国志演義』関係の妄想をふくらませていたら。 T&Tのソロ(一人用)シナリオ、「カザンの闘技場」や「デストラップ」のランダム分岐的な方法を利用して、6面体サイコロをふるだけで水滸伝や三国志の英雄をランダムに出して…

内藤千珠子「大逆事件と百年後の小説 ー 瀬戸内寂聴「風景」を 中心にー」(『大妻国文』二〇一一年三月)

副題通り、瀬戸内寂聴「風景」が中心なのですが、中森明夫『アナーキー・イン・ザ・JP』(への批判)にもかなりの紙幅が割かれており、今回はそちらを中心に読むことにしました。寂聴さんは、いずれ『美は乱調にあり』を読んだ時に論じようと思うので。中…

報復でも無抵抗でもない、まったく新しい倫理へ

紀元前のハンムラビ法典や旧約聖書には、「目には目を、歯には歯を」という思想が出て来ます。「人に傷を負わせたように人は自分もそうされなければならない」いう同害報復の論理です。 紀元前ならそれでよかったかもしれません(よくなかったかもしれません…