核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

板垣退助『一代華族論』(社会政策社 1912)での平和主義

 昨日、1919年刊と紹介してしまいました『一代華族論』ですが、1912(明治45)年版があったことを発見しました。『社会政策』誌に掲載されたものの単行本化だそうです。
 全文を比較したわけではありませんが、わが国は「徳義人道に基づく所の平和主義」によって立ち、「戦争時代、侵略時代」を越えて「人類の平等と世界の平和を確立」せねばならないとの結論に変わりはありませんでした。板垣死すとも平和主義は死せず。