核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

西田谷洋『学びのエクササイズ 文学理論』 その2

 ケチなやつと思われるかも知れませんが、1400円(税別)でこれだけ楽しめる本はそうはありません。

 出てくる理論にはなじみのないものもありますが(不勉強です)、かつて入れ込んだり投げだしたりしたやつらも多々あって、読むたびに院生時代の楽しかったことやら辛かったことが思い出されて、にやにやしながらこんな時間まで読み続けたわけです。

 こういう読書体験にも名前はあるのでしょうか。読書行為は、主題/地平の交替によるパースペクティヴ変遷の軌跡(71ページ)。イーザーの解説より。