核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

清松みゆき『混沌の夜明け』四部作、読み終えました

 乗組員の反乱、破損した船を捨てての上陸、現地人との軋轢、そして未知の文明との遭遇。海洋冒険ものの定番といってしまえばそれまでなのですが、心動かされる物語でした。『T&Tがよくわかる本』でみせた清松氏のギャグセンスは抑え目で、シリアスな群像劇です。『T&T~』についても、またいずれ語りたいと思います。カバーがぼろぼろになるまで読み込んだ文庫本です。