核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

戦争をなくすためにできること、その第一歩

 前回は小林秀雄を題材に、戦争を引き起こすタイプの指導者について書きました。

 一市民にすぎない私のような者が、戦争をなくすためにできることが一つあるとすれば、戦争を引き起こすタイプの指導者を見分け、彼らを民主的、非暴力的な手段で権力から遠ざけること、だと思います。

 チキンホーク、という言葉があります。自分自身は徴兵や最前線行きを非合法な手で逃れていながら、むしろその劣等感ゆえにか、好戦的な言動をなす、タカの真似をするニワトリのような人間のことです。そういうタイプが元首になった国こそ災難です。

 かなりの割合で、戦争を引き起こすタイプと重なる人間像です。政治家や文化人がそういうタイプでないかよく見極め、もしそうであれば権力の座につかせないよう、支持を与えないこと。

 地道と思われるかも知れませんが、民主国家だからできる、戦争をなくすための第一歩です。君主国家や独裁国家になってしまってからではできないのですから。