核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

戦争をなくすためにできること、その第1.5歩

 以前、戦争をなくすためにできる第1歩として、「戦争を引き起こすタイプの指導者を見分け、彼らを民主的、非暴力的な手段で権力から遠ざけること」と書きました。

 しかし、それは民主主義と平和主義を掲げる憲法のもとだからこそ可能な手段です。

 自民党の政治家麻生太郎氏のいう「ナチスの手口」で、憲法が不正に改憲されてしまったらどうなるのか。また、民主主義や平和主義を認めない憲法(あるいは宗教、政治体制)の国からの脅威に対して、上記の手段は通用しないのではないか。

 それで第2歩を考える必要が生じるわけですが……これだという名案は私にはありません。「非民主的な暴力に対しても、民主的・非暴力的な手段をもって渡り合わなければならない」という原則を示すのがせいぜいです。

 「民主的・非暴力的な手段」って何なんだ、という問いに明確に答えられないのが弱みで、第2歩ではなく第1.5歩と題したわけです。デモ行進やストライキといった、民主国家だからこそ許されたタイプの抵抗では追いつかないかも知れません。

 新たな手段を考える必要があります。私も「いかにして戦争を止めるか」という論文を書き、明治大正の反戦文学をもとに四種ほど案を挙げたのですがボツになりました。

 懲りずに新たな「第2歩」を考えていくつもりです。